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面接に行くのにどんな服を着ていけばいいのか

とは、面接のアドバイスをするようになってから100回以上聞かれた質問です。
ごく簡単に言えば、相手の会社がどんな会社であろうと、無地のスーツに白いシャツ・ブラウス、男性なら無地かストライプのネクタイをして、ベルトは黒、靴も黒革のビジネスシューズを履いていけばいい。
スーツの色は、今は黒が主流ですが、今から25年くらい前までは黒のスーツは冠婚葬祭用で、普段着ている人は特別な職業の人だけでした。
アメリカ人に言わせると、黒のスーツはギャング・リムジンの運転手・K-popスターの着るものだそうです。
そうは言っても、リクルートスーツとして着るとして、集団の中で目立つのが嫌、というなら、無難なのは黒です。
新卒でないなら、紺か(紺って言うのは老害の証らしい。今はネイビーと言わなきゃいけない?)チャコールグレーをお勧めします。
黒なら冠婚葬祭にも使える、と思われるかもしれませんが、実際結婚式などに行くと、所謂礼服の黒と、ビジネススーツの黒はあきらかに違って見えるので、結婚式に呼ばれても、紺のスーツの方がいいですよ。
葬儀の場合は、誰もそんなこと見てないので、ビジネススーツの黒でも多分問題ないです。
シャツは、白であれば形はそんなに気にしなくて結構です。
ただし、ボタンダウンは面接では問題ないけど、冠婚葬祭には使えないので、そちらでも使いたければ、レギュラーカラー(普通のやつ)か、ワイドカラー(襟先が拡がっているやつ)を選んでください。

ここまで読んで、気づきましたか?
服装を整えるのは、面接に限って言えば、あなた自身の心の安寧のためです。面接中、自分の服装が気になるのは避けたいですよね。
でも、面接官がそこまで気にしているかというと、そうではありません。
以前の記事で書いたように、私が20,000人面接をして、「服装だけで」不合格にしたのは、スーツの下にタンクトップの彼だけです。
正直、服装なんて似合っていれば、いや、似合ってなくてもどうでもいいです。
カジュアルな服で来たから、失礼な奴、とも思いません。
ただし、服装からも感じる「違和感」を面接の他の要素でも感じたら、それは不合格の要因になります。
不潔であることはもちろん、破れている、サイズが全く合っていない、どこで見つけてきたのだろう?と思わせるネクタイをしている、季節感がおかしい、スーツなのにスニーカー(というか、ジョギングシューズ)、とかね。
振り込め詐欺の受け子が捕まるのも、同じ理由です。
おしゃれでスーツにスニーカーっていう人は結構いますが、そうでないことは大体わかります。
左右で違う靴の人がいましたが、それはただのうっかりさんみたいです。嘘みたいですが、3人いましたよ。
新卒の男子学生にアドバイスするなら、スーツの時にスニーカーソックス(くるぶしが出るやつ)、ベルトと靴の色が違う、白いシャツの下にキャラクターTシャツはやめましょう。結構います。

※ごくたまに、ダサい人は採用しない、っていう人事がいますが、そんな会社入らなくていいです。

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