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これからITスキルを身につけたい:何を学ぶ?

私が福祉関連の仕事を始めた会社では、複数の障害者の就労移行支援事業所を運営し、そこでは、HTMLやCSS、フォトショップ、イラストレーターなどを学び、WEBサイト作成の技術を身につけることを主なコースとしていました。
講師と対面で学ぶのではなく、テキストに従って自習しながら、講師とはチャットでやりとりをしながら学習を進めていきます。
この学習の仕方が、発達障害や精神疾患の方の特性に合っていること、また、WEBサイトの構築は、基本一人で進められることから、とても人気があり、ある事業所では入所待ちの方が10人以上ということもありました。
でも、最近はこの技術を学ぶ場所や手段も多様化し、求人自体が減ることはないものの、一般の採用とバッティングすることも多くなっています。
また、将来的には、多くの人がこの技術を小中高で学ぶことになる技術でもあります。
JavaやC++などのWEB開発言語は、今一番ニーズの多い技術です。これを身につけられれば、仕事の幅は拡がります。ただし、C言語を含めた開発言語は、適性によって学習するの人を選ぶうえ、プロジェクトも多人数でのプロジェクトになることがほとんどなので、コミュニケーション能力がある程度必要となります。
そこで、私がお勧めすのは、VBAです。Javaなどの開発言語に比べて適性にそれほど左右されない、いわゆる文系就職でもこの技術があるとかなり有利、これを専門に業務にするとしても、RPAなども含め、少人数でできる(する)仕事なので、コミュニケーションに困難を感じる方でも進めやすい、などの理由です。

VBAやマクロ、RPAについては、以下の記事を参照してください。
https://www.hitachi-solutions.co.jp/rpa/sp/column/rpa_vol26/

私が本当にお勧めしたいのは、COBOLなんですけどね。COBOLは古語みたいな言語で、私の世代以上の方が主に学んだ言語で、どんどんできる人が減っています。
そのまま絶滅するかと思いきや、年金システムなどがこの言語で組まれていて、この先も仕事がなくなることは無さそうです。
でも、最大の問題は、今COBOLを教えてくれる教育機関が無いってことなんですけどね。
もちろん、これからパソコンを触る方も、Wordやexcelを学んでいきましょう。できるかできないかで、仕事の幅は大きく変わってきます。
学習で難しいのは、たいてい初めの一歩目です。投げ出さず、粘り強く学んでいきましょう。


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