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氷河期世代へのエール

画像は、愛知県労働局の就職氷河期世代応援キャラクターのアザラシの氷河くんです。
Xでプチ炎上してました。私は論評は避けたいと思います。

https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/hyogaki_hyougakun.html

氷河期世代について何か書いてくれ、というリクエストをいただきましたが、なかなか書く気になれませんでした。氷河くんについて思う所を書いても仕方ないしね。

官公庁や自治体などが氷河期世代を採用する動きもありましたが、まあ、焼け石に水とすら言えないような少数です。そもそも、そこで採用された人は、世代的には氷河期世代でも、どの世代にもいる、優秀だけど少しだけ意に添わぬ就職をした人でしょう?

氷河期世代の定義は、1993年から2005年に学校を卒業した人、ですから、もう50代から、若くても40歳前後ということになります。
政府が何もしてこなかったとは言いません。でも、これって政治の怠慢ですよ。

なぜ10年前に抜本的な解決策を打ち出さなかったのか?
支援なんて生ぬるいことを言わないで、上場企業すべてに氷河期世代(今まで正規雇用の経験のない人)を企業規模に応じて雇用する義務を負わせるくらいのことをすべきでした。
今からでもいいです。他に解決策はありません。

例外規定はなし。一人につき60万円払えば免れるなんて制度は作りません。
私が政府のリーダーなら、万難を排してやりたいですね。

まあ、企業団体や、大企業の労組の連合から献金や選挙協力を受けている政党にはできないでしょうけど。かと言って左翼政党にもできないでしょうね。

でも、意外といいアイデアのような気がしてきました。
私が人事部長なら、なんとか彼らを活かす人事制度をつくるでしょうし、日本の大企業ならできないことはないと思います。年功序列の残滓が、この制度によって完全に排除されたりして。

現実的なことを書きます。

もしこれを読んでいるあなたが氷河期世代で、就職に困難を感じているとしたら、相談できるところは何でも使って、とにかく一歩踏み出しましょう。
愛知県だけでなく、各自治体に窓口があるはずです。
たぶん、何社も落ちるでしょう。落ちた会社は、あなたの人生に関わりのなかった会社です。気にすることはありません。腹立ったら、一生その会社の製品を買わない、サービスを利用しない、でいいじゃないですか。

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