見出し画像

Premiere League 第10節 Wolves VS Newcastle


両クラブの状況

◆Wolves
前節、ボーンマス相手に見事逆転勝利を収めシティ戦から3試合負けがない
ウルブズ。
順位も12位と少しづつではあるが上がってきている。
負傷者も少なく、唯一ベルガードが欠場中
スカッド的にはまだ余裕があるが、前線のヒチャン、ネト、クーニャの連戦での起用が続いてるため、疲労面だけ心配なところ。

◆Newcastle
つい先日のCLでは良い戦いを見せたものの、ドルトムントに負けてしまったニューカッスル。
リーグ戦では調子が良く、9月3日のブライトン戦以降負けていない。
現在順位も6位と好位置に付けている。アウェイでウルブズを下し
アストンヴィラ、リヴァプールなど上位陣にプレッシャーを与えたい。


スタメン/フォーメーション

◆Wolves
ウルブズは前節から大きくフォーメーションを変え4-4-2の布陣
ドハーティに代えセメド、ゴメスに代えレミナが先発となった。
2トップにはクーニャ、ヒチャンが名を連ねる


◆Newcastle
ニューカッスルは定番となった4-3-3の布陣
中盤には出場機会の多いジョエリントン、ギマラインスに加え
ロングスタッフが先発。
1トップはウィルソンが務める。


前半

リーグのアシスト王、ネト

前半がスタートし、一進一退の攻防が続く中攻撃面ではウルブズがインパクトを残す。
アイヌーリが左サイドで2人を抜きドリブルで突破、同じくクーニャがハーフウェーラインからボックス付近までドリブルで侵入し推進力の高さを見せつける。
また、ヒチャンはボールキープからキーパスの供給を行っており、攻撃陣全体がクオリティの高さを見せつけた。
最後のフィニッシュが遠い中、チーム内アシスト数1位のネトがまたも魅せる。
コーナーキックの場面、ネトの蹴ったボールはファーサイドへ流れ飛び出してきたレミナが頭で押し込んだ。
このアシストでネトはリーグでアシスト数が1位となった。
後半終了間際にPKを与えてしまい2-1となるも、後半での巻き返しに期待


ウィルソンが見せたゴールへの意地

アウェイのニューカッスルは僅かながらもポゼッションでは上回る展開となったが、ウルブズのボール保持者への激しいプレスに苦しみ中々前にボールを運ぶことができない。
地上戦では中々難しいため、前半途中以降はロングボールからのチャンスメイクを主に多用し攻めていく。
そんな中得点のチャンスが。
クロスをサーがキャッチ損ねるとウィルソンが無人のゴールへシュートを放つ。1度はブロックされるも再びオーバーヘッドに近い体制でシュートを放ち先制に成功。最後までゴールへの意地を見せた。
1点を返されるも、終了間際に得たPKをウィルソンが決めリードで前半を終えることに成功。
後半でハットトリックとなるか。

後半

光る個人技とまさかの事態

1点ビハインドで迎えた後半、ウルブズは前半に続きネトのドリブル突破や
セメドのオーバーラップからのチャンスメイクでゴールに迫っていく
守備面ではインターセプトやマンマークからのプレスでボールを奪いに行く
するとウルブズにチャンスが。
ボックス前、トティがボールを持つと見事な切り返しで1人交わし
ゴール前のヒチャンへパス
ヒチャンはフェイントで1人交わしゴール右下へ突き刺さるシュートを放ち同点とした。
トティ、ヒチャンの個人技によりなんとか試合を元に戻した。
その後逆転に行きたいところだが、ドリブルの最中にネトが負傷、担架で運ばれる事態に。
代わりにカライジッチが投入されるも勝ちを呼び寄せることは出来ず
試合は同点のまま終了。


アウェイで苦しむニューカッスル

後半がスタートし、前半同様ウルブズの個人技に苦しめられる。
また、ウルブズにドイルが入ったことにより左からのクロスやロングボールへの対応に追われる。
ウルブズの守備に苦しめられるもバーンのカットインからのシュートなど
ゴールに迫るものの、枠内シュートはこの1本のみ。
ウィルソンの2ゴールで先制したものの、試合は引き分けに終わった。


試合結果

Wolves 2 - 2 Newcastle
◆Wolves
Lemina ( 36')
Hwang ( 71')


◆Newcastle
Wilson ( 22' 45'+4 (Pen))


Pick up

◆Wolves
5.Lemina
この試合、中盤トラオレとコンビを組んで先発したレミナ
フィジカルの強いジョエリントン、ギマラインスに対しマークに付き
前線のヒチャン、クーニャに対してのボール供給も行う。
両チームで最高となるパス成功率98%を記録した


◆Newcastle
9.Wilson
1トップで先発、両サイドのゴードン、アルミロンに関しては
あまり目立った活躍は見られなかったが、ウィルソンに関しては
2ゴールの活躍でアウェイで苦しい戦いの中チームを救った。


総評(個人的な感想含む)

ホームで負けられないウルブズ対CLの負けから調子を上げたいニューカッスルの試合!

まずはホームのウルブズ
全体でのクオリティというよりも個々の技が光っていた。
アイヌーリの足技にクーニャのドリブル、ネトのスピードに乗った推進力などゴールに迫るシーンは多かったものの、最後のフィニッシュが今一つだった。
だがそんな中でもレミナのウルブズ初ゴールや、ヒチャンの劇的同点弾と
ニューカッスル相手に守備含め十分通用する試合を見せた。
唯一心配なのはネトの怪我の深刻さ。スプリントや切り返しなど酷使してきた疲労が蓄積されたのか、重傷の恐れがある。
今のウルブズにとってネトの離脱は致命傷ではあるが、チームとして乗り越えるチャンスと思ってポジティブに捉えてほしい。

一方アウェイのニューカッスル
CLでのドルトムント戦ではゴールに多く迫り、攻撃力抜群の試合を見せていたが、ウルブズの守備に苦しめられ自分たちのサッカーがあまりできていなかった印象。
ゴードン、アルミロンの両ウインガーがあまり目立てないまま試合が終了してしまった。
前半での2得点で何とか引き分けたニューカッスル
CLや他コンペティションとの両立など課題を抱えながらのリーグ戦は
新鮮且つ難しいシーズンになるだろう。


ここまで読んでいただきありがとうございます!
ではまた次の試合で!!

この記事が参加している募集

サッカーを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?