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Premiere League 第8節 Arsenal VS Manchester City


両クラブの状況

◆Arsenal
前節、ボーンマス相手に4発快勝したアーセナル
だがその後のCLではランス相手に負けてしまい、良い流れが崩れてしまった
今節は、昨シーズン優勝を争ったシティ
借りを返すことができるか。

◆Man City
ロドリ不在の中、ニューカッスル、ウルブズ相手に連敗を喫したシティ
CLではロドリが復帰、ライプツィヒに勝利しロドリの重要性を改めて感じた
今節まではロドリが出場停止の中、アーセナル相手にエミレーツで勝利できるか。


スタメン/フォーメーション

◆Arsenal
アーセナルは4-3-3の布陣
中盤にはウーデゴール、ライスに加えジョルジーニョが久々の先発となった
サカは怪我の影響で欠場となり、右をジェズス、左をトロサールが担当する形になった。


◆Man City
シティは4-3-3の布陣
トップ下で多く起用されていたアルバレスは右に配置された。
中盤にはコヴァチッチ、シルバ、リコルイスが名を連ねた。


前半

ハイプレスに苦しみながらもクオリティを見せる

前半がスタートすると、早速ピンチが
コーナーからグヴァルディオルのシュートが無人のゴールへ向かうも
ライスのクリアで危機を防いだ。
その後シティのハイプレスに苦しめられ、ボールをラヤまで戻し機会を伺う展開が増えてしまう。
ハーランドに対しては、サリバが対応し上手く身体を入れピンチを防いでいる。
攻撃面では主に右サイドホワイトとジェズスからのボールを中心にエンケティアやウーデゴールがボックス内でチャンスを伺うも脅かすシュートを放つことができない。
ハイプレスに対応しながらもチャンスは作れているアーセナル、後半でどのように対応していくのか。


ペップの奇策

ロドリ不在の中、試合開始後のフォーメーションが気になるところだが
シルバがアンカーの位置についていた。
4-3-3のようなフォーメーションでトップ下を多く担っていたアルバレスが右サイドへ位置付けるような陣形。
いつものハイプレスでジリジリとアーセナル陣営へ押し戻すとそこからラヤへプレッシャーをかけていく。
ロングボールやクロスでハーランドへ積極的にボールを供給するもジンチェンコやガブリエウの対応で跳ね返されてしまう。
中盤ではリコルイスがライプツィヒ戦のように身体を前に向け仕掛けるも
ライス、ジョルジーニョの対応が光る。
後半ではどのように変化を加えてくるか。


後半

アルテタのチームを救う采配

スコアレスで迎えた後半、お互いに睨み合いが続く展開となる。
アーセナルは前半に続きライスが中盤で的確なボールカットから前を向き
ウーデゴール、ジェズスがスピードをかけて前へ仕掛けていく。
また、アルテタは怪我の疑いがあったトロサールに代えマルティネッリを投入した。
その後、パーティ、冨安、ハヴァ―ツを投入し変化を加えてくる。
守備面ではサリバ、ガブリエウの2人ではハーランドをカバーしていく。
拮抗状態が続いた後半、ついに試合が動く。
中盤でパーティが前線にロングボールを送るボックス内、冨安が頭で折り返すとハヴァ―ツがキープしマルティネッリへパス。マルティネッリがダイレクトでシュートを放つとボールはアケの頭に当たり軌道が変わる。
ボールはそのままゴール左へ吸い込まれ先制点となった。
その後もスペースを消す守備で守り切り、失点を0で抑え勝利した。


最終的に露わになったロドリ不在の影響

後半がスタートし、前半に続き睨み合いの状況が続く。
若干応急策となったシルバのアンカー起用だが、前半に引き続きまずまずの
クオリティ。
ハーランドへのボールはハーランドがポストとなり収まるも、その後の組み立てが上手く出来ていない。
後半途中でペップはドク、ヌネス、怪我明けのストーンズを投入。
ドクの仕掛けや、ヌネスの前後への気の利いたパスなど交代組も上手く対応していたものの、アーセナルの一瞬のスキを突いた攻撃で失点してしまう。
失点後もシルバが全体を鼓舞するも残されたわずかな時間での逆転は叶わず
アーセナル相手に8年ぶりのリーグでの敗戦となった。


試合結果

Arsenal 1 - 0 Man City
◆Arsenal
Martinelli ( 86')


Pick up

◆Arsenal
41.Rice
守備的中盤で先発したライス
ウーデゴールが攻撃の起点となる中、守備面で的確なインターセプト
見事な回収で相手の攻撃を見事に食い止めてみせた。


◆Man City
82.Lewis
この試合、中盤の立ち位置で先発したルイス
前線へのボール供給はもちろん、自分がボールを持ってからも
積極的な持ち上がりを見せ、負けはしたものの十分にアピールは出来た。


総評(個人的な感想含む)

昨シーズン、優勝争いを繰り広げたチーム同士の試合

まずはホームのアーセナル
中盤はライス、ジョルジーニョ、ウーデゴールが先発した。
この試合ではライスの起用が大きくハマった。
中盤でファールにならない、ピンポイントでのインターセプトで
カウンターの起点となった。
また、ウーデゴールは縦横無尽に走り回りハイプレスから下がっての
守備の貢献などチーム全体を支える働きを見せた。
攻撃面ではジェズスが右サイドからの攻撃の起点、巧みな足元からのチャンスメイクでゴールを脅かした。
また、アルテタの起用が大正解だった。先制点の起点からフィニッシュまでは全員交代組が関与してのゴールとなった。
ハーランドを徹底的にカバーした守備に、集中した中盤から前線への攻撃で
アーセナルが大きな勝利をもぎ取った。

一方アウェイのシティ
ロドリ不在の試合となったがシルバがアンカーの立ち位置に
まず、コヴァチッチはこの試合危険なファールが多かった。1枚目のタックルも、審判によってはレッドをもらってもおかしくないタックルだった。
その後も危険なタックルが多く、少し不安な印象だった。
アルバレスは右サイドの起用となったが、トップ下の時に比べ脅威にはなることは出来ていなかったが、ラヤへのプレスは良かった。
また、左サイドのグヴァルディオルもジェズスへの対人守備に加え、ボールを奪ってからの推進力などポジティブな内容が多かった。
一番良い内容見せたのはリコルイス。ボールを奪ってからの前へのスピードの速さや、倒されてもまだ立ち上がりゴールに向かう姿勢など敗戦の中
良い収穫となった。
中盤はシルバとストーンズという急遽の人選となったため、ロドリの穴を埋めるまでのクオリティは発揮できず。
思ったよりロドリ不在のリスクは大きかった。

アーセナルは昨シーズンの借りを返し勝利!!
シティはウルブズ戦に続き連敗となってしまった。
次節からロドリが帰ってくるため、不安材料は少なくなるが今後のアンカー
について、ロドリ不在時の対応を改めて考えさせられる内容となった。


ここまで読んでいただきありがとうございます!
ではまた次の試合で!

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