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今週の米国GDP速報値!なにか起きるのか? 24/4/21

Yan氏で~す
インパクト!!!

 昨日は、一日仕事で残業して帰ってきた。その後にナイトフラワーウォッチ(ようは花見)に行ってきました
帰りに奥様が運転してくれるというのでデニーズでビッグハイボールを2杯!
疲れていたようでデニーズの薄いハイボールで気持ちよく酔っぱらってしまった。ハイボール狂戦士としては、まだまだ若輩者です。もっと鍛えないといけない(もっと飲まないといけない(笑))と心に誓いました

長いので結論を書いておきます
GDPは下振れの可能性は限りなく低い。ただ余裕かましてドル買いはその前の指標しだいで判断をした方がよい。謎の織り込み済発動の可能性もある。
 できれば、がまんして読んでほしいのです。
連想でGDP→個人消費→働かないといけない→失業はできない→やっぱり雇用統計って流れで説明をしています

本文です

さてと今週は後半の米国GDPとPCE。そして日銀政策金利が目玉で注目。各国のPMIとかあるのですが、GDPにフォーカスです
 PCEとGDPが逆なら、PCEの結果を見てから米ドルのエントリー位置を決められるのですが、そうは上手くいかないものですね

 GDPに拘るのは2月23日のユーちぇるメンバーシップオフ会で4月GDPが重要と言い切った手前、ここでトレードを考えていたし狙っていたためです。
 ところが状況は大幅に変わってしまったため、正直に言えば躊躇しています
当時とは環境が大分変わりました。
 2月の時は米経済は利下げに向かうと誰しもが考えていた、その中で4月のGDPが重要と考えていたので、ドルが売られているならここで跳ねるのではないかと考えていたのですが、ドルは予想以上に強い。シナリオを組むにはあまり旨味のないのも理解していますが、注目なことは変わりない。
ってなことでGDPを考えます

最初に
24/3/28発表 23年4期確報値の振り返りです

書いてあることをまとめるとこんな感じです


米国経済 2023年第4四半期 GDP

概要

  • 米国経済は2023年第4四半期に年率3.4%成長し、前四半期の3.2%成長から加速しました。

  • 成長は主に個人消費、州・地方政府支出、輸出、非住宅設備投資の増加に支えられました。

  • これらの増加は、民間在庫投資の減少と連邦政府支出と住宅設備投資の減速によって部分的に相殺されました。

  • 個人所得と可処分所得は増加し、貯蓄率は上昇しました。

  • 企業利益は増加し、国内非金融企業の利益は特に大きく増加しました。

詳細

  • 実質GDP:前四半期比3.4%増、年率換算5.1%増。

  • 個人消費:前四半期比3.1%増、年率換算5.9%増。

  • 非住宅設備投資:前四半期比4.4%増、年率換算9.8%増。

  • 州・地方政府支出:前四半期比2.9%増、年率換算6.5%増。

  • 輸出:前四半期比5.4%増、年率換算13.2%増。

  • 民間在庫投資:前四半期比-17.9%減、年率換算-34.1%減。

  • 連邦政府支出:前四半期比-0.6%減、年率換算-1.3%減。

  • 住宅設備投資:前四半期比-2.6%減、年率換算-5.7%減。

  • 個人所得:前四半期比4.4%増、年率換算9.2%増。

  • 可処分所得:前四半期比3.8%増、年率換算7.8%増。

  • 個人貯蓄率:4.0%、前四半期比0.1ポイント上昇。

  • 企業利益:前四半期比1.3%増、年率換算2.8%増。

  • 国内非金融企業利益:前四半期比49.7%増、年率換算105.6%増。

ポイント

  • 米国経済は依然として力強く成長しており、2024年も成長が続くと予想されています。

  • 個人消費は経済成長の主要な力であり、今後も堅調に推移すると予想されています。

  • 企業投資も増加しており、これは将来の経済成長の好ましい兆候です。

う~ん。

絶好調

です。2月上旬から中旬にかけての失速はなんだったのでしょうか?って1月の大雪って前に調べましたね(笑)

産業別実質GDPも
22 業界グループのうち 18 業界グループが第 4 四半期の実質 GDP の増加に貢献しました。とのこと。
また23年としても、22グループ中、17業界が増加とも書いてあります

隙がないとはこのことになります

そして今回の予想値ですが2.5%になります
これが低いのか?高いのか?が注目になります

一応基本的なことですが
1,4,7,10月が速報値、
2,5,8,11月が改定値
3,6,9,12月が確報値と3か月かけて決定します


 米国GDPの特徴ですが、FXやら株をやっている人には釈迦に説法になってしまいますが、個人消費が70%という消費大国。
CPI、PCE、消費者信頼感などが役立つと思います

それではひねりがないので、今回は
4月17日深夜に発表したベージュブック(米地区連銀経済報告)を最初に見てみましょう(調べていると解りますがそれなりGDPに直結する内容が多いの)

 FRB ベージュブック 4/17

そして解説です

メンドクサイ人は、まとめだけみればOKです(笑)


ベージュブック(2024年4月) 全国的な概要:

経済活動

  • 全体的な経済活動は、2月下旬以降、バランスをとって若干拡大。

  • 12地区のうち10地区で軽度または中程度の経済成長が見られ、前回レポートの8地区から増加。

  • 他の2地区では活動に変化なし。

消費者支出

  • 全体としてはほとんど増加しなかったが、地区や支出カテゴリーごとにレポートはかなりまちまち。

  • 裁量的支出の弱さに言及する報告書もある。

  • 自動車支出は在庫改善とディーラーインセンティブにより一部地区で特に伸びたが、他の地区では販売低迷。

  • 観光活動は平均して緩やかに増加したが、報告内容は大きく異なる。

製造業

  • 活動はわずかに減少。

  • 同部門の成長を報告したのは3地区のみ。

非金融サービス

  • 活動はわずかに増加。

  • 銀行融資は全体的にほぼ横ばい。

住宅

  • 住宅建設は平均して若干増加。

  • 住宅販売はほとんどの地区で強化。

  • 非住宅建設は横ばい、商業用不動産賃貸は若干減少。

経済見通し

  • 関係者間の経済見通しは慎重ながらも全体的には楽観的。

労働市場

  • 雇用は全体的にわずかなペースで増加。

  • 9地区で非常に緩やかな増加から緩やかな増加が報告され、残りの3地区では雇用の変化は報告されていない。

  • ほとんどの学区で労働力の供給と求職者の質の増加が認められた。

  • 従業員の定着率が向上したと報告する地区もあれば、人員削減を指摘する地区もあった。

  • 特定の職種への有資格応募者の不足が続いていると述べた地区もある。

  • 賃金は8つの地区で緩やかなペースで増加したが、残りの4地区ではわずかから中程度の賃金上昇にとどまった。

  • 年間賃金上昇率は最近過去の平均に戻ったと複合地区は述べた。

  • 関係者らは、雇用のさらなる増加が小幅であり、賃金上昇率も引き続き緩やかにパンデミック前の水準に戻り、労働力の需要と供給は比較的安定した状態が続くと予想していた。

価格

  • 価格上昇は平均して控えめで、前回のレポートとほぼ同じペース。

  • 輸送に多少の遅れが生じたが、これまでのところ広範な価格上昇にはつながっていない。

  • 原材料価格の動向はまちまちだったが、6地区がエネルギー価格の緩やかな上昇を指摘。

  • 企業と住宅所有者の両方の保険料が急激に上昇したと報告した連絡先もいる。

  • コスト増加を消費者に転嫁する企業の能力がここ数カ月で大幅に弱まり、その結果、利益率が低下しているというコメントも頻繁に見られた。

  • インフレは非営利団体にも負担をもたらし、場合によってはサービスの削減につながった。

  • 関係者らは、インフレは今後も緩やかなペースで安定的に推移すると予想していた。

  • 同時に、いくつかの地区の関係者(ほとんどが製造業者)は、投入価格と生産価格の両方において、短期的なインフレに対する上振れリスクを認識していた。

連邦準備理事会のハイライト

  • 各地区の経済活動と見通しの詳細については、連邦準備理事会のウェブサイトをご覧ください。

まとめ(メンドクサイ人はここから読み直せばOK)

  • ベージュブックによると、米国の経済は全体として緩やかに成長している。

  • 消費者支出はまちまちであるが、製造業はわずかに減少している。

  • 労働市場は堅調で、賃金は緩やかに上昇している。

  • 価格上昇は控えめで、インフレは今後も安定的に推移すると予想されている。

注目は最初の文書、2月下旬以後、景気は拡大と書いてあります
なるほど、確かにオフ会時期には景気後退路線だったのが解ります

 今回のベージュブック結果から、米国の経済は全体として 緩やかに成長 していることは確かだと思います。
 何せ出る指標で悪い物は少ないのが事実です
 しかし、GDPが伸びているかどうかを断定するには、ベージュブックの情報だけでは不十分 なのは解っています。
 ベージュブックは、小売売上高、雇用、価格など、経済活動の様々な側面に関する情報を提供する貴重な情報源だと考えたしGDP成長率をざっくり言うと様々な経済指標に基づいて算出される包括的な指標で似ているなと思ったのですが、どうもこれだけ判断は乱暴な気がするし、なにか、逆説的なものが隠れているのではないかと勘繰ってしまいました。

もう一度、ベージュブックからGDP成長率を考えるとAIに聞くと下記の通りです

  • 個人消費: GDPの約70%を占める個人消費は、経済活動の重要な指標です。ベージュブックには、小売売上高に関する情報が含まれていますが、個人消費全体の動向を完全に反映しているわけではありません。

  • 企業投資: 企業投資は、経済成長を促進する重要な要素です。ベージュブックには、製造業活動に関する情報が含まれていますが、企業投資全体の動向を完全に反映しているわけではありません。

  • 政府支出: 政府支出は、経済活動に刺激を与えることができます。ベージュブックには、政府の雇用と支出に関する情報が含まれていますが、政府支出全体の動向を完全に反映しているわけではありません。

  • 貿易: 輸出と輸入は、経済活動に影響を与える可能性があります。ベージュブックには、貿易に関する情報が含まれていません。

AIに楽をするなと言われた気分です(笑)
やはりベージュブックからの判断には無理があるようですね


自分でもこれを参考にしてみます
東証マネ部 23/3/25

この記事の中に物差しとなるような記載があります

実質GDP算出に必要な「GDPデフレーター」
GDPデフレーターとは、実質GDPを算出する際に、物価変動の影響を取り除くための指数です。GDPデフレーターが1より大きければインフレの圧力が強く、1より小さければデフレの圧力が強いことになります。

東証マネ部 抜粋

アメリカのGDPデフレーターを見てみましょう

米国GDPデフレーター

22年は伸びていた、23年は最終的には3.3%
そして24年第一四半期の速報値予測が3.0%。昨年より若干下の成長になるとデフレーターからは見えます。
デフレーターの定義ですが、物価変動を取りのぞく、数値が上に行けばインフレの進んでいるとも解釈できる。
となると
ここでも物価上昇がネックではなく伸びる要素になるようです
そして物価が上がっていても、消費できるかがポイントになると考えます
つまり、CPI、PCEを見てみようってお話なんですが
知っての通り、4月10日3月分の強いCPIは記憶にあると思います

う~ん。やはりGDP速報値は強い数字がでそうな気がします

そこで流れを見直しますが
3月分4月発表の雇用統計から今日までの流れと
なぜ消費が強いのかをまとめた動画を見つけましたので貼ります

短い動画なので、これはちゃんと見てください

なるほど、金利を上げてもそれを上回る返済能力があるので、7%8%の金利でも安く感じるのですか。なんともまぁ凄い話です
それで、4/16 住宅着工件数が落ちたのか?まぁそれはいいとしても
この動画だけだとGDPの数値は予想以上が出ると考える人が多いはずです

もう一つ
個人消費といえば、小売りです
これもタイムリーにザキオカさんが分析してくれています
おなじみマーケットアナライズより

インフレが進んでいるので先に買い物をしてしまったアメリカ国民。かなり無理しているのではないかという結論。しかし矢嶋さんは株が低下が起爆であると、となると失業率の悪化がトリガーではないかとザキオカさんが結論。所得階級での失業に注目共。その他にBNPLはFOMCでも出ていたなど、後半でのやりとりに注目です!
失業率のからくりはあるものの、まだ悪化とまではなっていないとマーケットは判断しています。(それが正規雇用がなくなり、パートを掛け持ちで生活している人までカウントしたとしてもですが)

この動画からはいずれ景気後退が来るそれは失業率からの判断
 でも、今回のGDPにそれが出るにはまだ時間がかかりそうです。

ブルームバーグ 4/16

題名に無理があると思うのですが、IMFも米国は強すぎるという判断です。イエレンさんもこの成長で借金返済も楽になるなんてことを書いています。

ブルームバーグ 4/19

もし、パウエルさんがGDPの数値を知っていたとしたら、織り込みを進めたいとも考えられます。

で、最初の方に書いた予想の2.5%を超えるかが焦点になります
さすがに個人が調べるレベルではなくなります。
もう何日かすると
たまに無料でFXストリートで、
どこがどれだけの予想をしているかが出るときがあります
それを待つくらいかなと

ただ、今回GDPを調べていて
色々と脱線したのですが、事前に取っておいた資料はほとんど役に立ちませんでした。それはあまりにも米国が絶好調だったためです

GDPは悪い数字が出にくいという結論になります

 あとは住宅関連指標が悪化してもちゃんとした理由をしらべないといけないです。建設許可が下がったとしても、中古住宅の供給量の方が重要になるケースも。住宅を作る人で不足での着工数減少。でも移民が多いので需要にもまだ余裕がある。で収入が切れなければということで、失業率に注目のループ。ということは雇用統計ってことになります

米国経済のほころびはまだのようです。

個人の私が調べても、隙がない米国経済って簡単に解るくらい。ということは欧米のトレーダーはこのくらい織り込んでいるはずです。予想値通りなら逆に売られることもあるかもしれません。また2.6%でも動かないかもしれません。それだけ今回は解りやすい結果だと警戒しています。むしろ予想値通りで下げることを期待したいです。

ファンダメンタルズ分析は以上ですが
トレードは別です

どんなに経済状態が良くても、先に書いたとおり
織り込み済という魔法の言葉があります

ユーロが6月の利下げが濃厚になっていても、踏ん張っているユーロ
これは前に書きましたので割愛します
ユーロとポンドは、4/23でのPMIを見てから対象にするか考えたいです

4月25日のGDPでトレード的には、強い数字の場合は最初ドルを買うけど続かないの可能性もあります。大きく上振れなら別ですが2.5%をちょっと上だと行って来いなんてことも理解していないと大変なことになります

 出ないとは思いますが一層の事、下振れの数字がでるのを期待したい(笑)。アルゴがドルが売りと判断し下げ切ったところを、この場合はドル円のロングを買うなんて夢のようなことも考えてします(笑)それはないと言えないですが確率がかなり低いことですね。
 となるとドル円ではドルが強くなることに賭けて、前にポジションをとることになりますが、155円のバリアOPがどこまで強靭か解らない。そこまで無理してポジションを持つのもいかがなものかと思うのですね(笑)

全体的に見れば、まだドルは強いということは変わりないと思います
 アメリカは色々と問題が出てきたのは確かですが、GDPの前の何か指標で大きな押し目を作ってくれると考えてしまうのは私だけではないと思います。

4/23 22:45 PMI
   23:00 住宅販売頭数
4/24 21:30 耐久財
あたりで下げるのを期待したいです。

中東情勢が悪化していないのであれば、フランもいいかもしれないです
キャリートレードの代表格

相対する通貨の模索はぎりぎりまで考えてみます

という訳でドルの買い戦略

今回の記事に書いていませんがFRB経済報告とかナーゲルさんの利下げ発言とか出ているのは知っていますがGDP狙いのまとめなので違う時に時間があれば別記事で書きます

そんな感じです

あとがき
長い(汗)。私的用事も多かったので書き上げるのに時間がかかってしまった。
しかし、なんともトレードしにくい環境です。利下げ観測が出ている通貨が根強い。中東問題でキャリートレード解消で逆戻しなんてのも複雑にしている。コモリティも中東に影響を受けている。日経も下げ止まらない。

シナリオ構築は引き続き行いますが、なんていっていいのかな?
前に比べて、ブルームバーグとロイターの記事が多くなった気がするのですね。それだけ乱高下しているのでしょうね

新しくフォローが一人増えました。フォローありがとうございます
なるべく深堀の内容を心掛けたいので頑張ります

ときたま日本株の記事とか、まったく大外れなことを書きますがお笑いにしてください。

以上です

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