きみに喝
「人生とはまだまだこんなものじゃない、心構えしておけよ」といつもそう思いながら生きてきたし、今でも心の片隅にその思いがある。
いやいやまさか。
こんなもんじゃないだろう人生。
まだまだあるだろう
私の心をめちゃくちゃに切り裂くほどの
なにかが待ち構えてるんだろう?と
いつでも臨戦体制を取れるような心持ちでいる。
そうすれば苦しみや困難が現れたとき
「よし来たやってやるよ」と
即座にファイトポーズを取れるだろう。
とはいえ、
今は今なのだ。
今、それらはない。
まだ起きてはいない。
心が過去や未来にトリップすると
おだやかな気分ではいられなくなる。
過去を嘆けば恨みつらみが
未来を不安がれば恐れが。
過去も未来も幻影だから
それらに今を預けてはいけない。
私は今日も
過去の恨みも未来の恐れも
何も知らないような顔して
「今ここ」に集中しようとする。
幸せは「今ここ」にしかない。
今ここの瞬間に集中すれば
ハッピーラッキースーパーマインドになれる。少々大分いかがわしいワードをチョイスをしてみたが自分に魔法をかけるには
このくらいぶっ飛んでた方が良いと思う。
だけど天気や体調によっては
今日みたいに魔法が解け、我に帰る。
それで「人生とはまだまだこんなものじゃない、心構えしておけよ」と自分の中の小さな声のボリュームを上げ、喝を入れるのだ。
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