リクエストが、うれしくて。
連休なのに、家でパソコンに向かって、持ち帰り仕事をしたり(noteを読んだり)していた午後……。
とある女子中学生が、ついたての向こうで立ち上がって、こっちをじーーーっと、見てくる。まるで、家に入れて欲しくて、掃き出しのところで圧をかけてくる野良猫の軒下さんみたい。
気づかぬふりをしていたいところだけど、とある女子中学生と、軒下さんの、こういうときの圧力は振り払いがたいので、
わたし:ドライブにでも行く?
と、言わされてしまう。
とある女子中学生:いきましょうか……ね~。
今日は、初夏らしく、山のほうに向かってドライブ。
車の運転自体は得意でも不得意でもないけれど、人が助手席に乗っていると話に耳が行って、分かれ道を間違えて無意識のうちにいつも行くようなところ(学校とか、ピアノとか)に向かって進んでしまう時がある。
とある女子中学生はそのあたり、よく分かっていて、「そこ、右。」と、スマホのマップ並みにわたしを誘導してくれる(が、厳しい)。
今日は、ちょっとぐねぐねした初夏の田舎道が続く。
とある女子中学生が、小さい頃から車で聴いたCDが入っているケースに手を伸ばして、何かかけるという。
とある女子中学生:上から何番目?
わたし:じゃあ、一番下で。
とある女子中学生:わっ、やばっ。……かわいいは、かわいいやつ。
とある女子中学生がかけたのは、幼稚園時代に見ていた、主人公の女子中学生がアイドル活動でスターになっていくアニメの中の、いろんなユニット?の曲のCD。
………… ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ・・・
やぁ~、なつかしい。
とある幼稚園児が、不安定なかわいい声で歌っていた様子がまざまざと……。でも、ここで「歌ってたよね?」とか、「あの頃のとある幼稚園児は、」などと言おうものなら、どんな顔をされることやら。でも、でも、とある幼稚園児がもう来年には、この主人公の年齢だなんて、早すぎやしませんか。
♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ・・・
とある女子中学生:これって、どのくらいの人のためのアニメなん?
わたし:たぶん、3歳ぐらいから小学生ぐらいがよく見てたんやない?
とある女子中学生:へぇ~。なんでこんな内容なんかねぇ?意味分かるんか
ねぇ?なんで中学2年生なんかねぇ?
わたし:たしかに。でも、本当の意味は分からんで、歌ってるところが、
かわいいのよ~~。
とある女子中学生:……。
・・・ ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ・・・
親目線ではそうなんだけど、なぜ、小さい子がこんな、子どもにしては大人っぽい曲に憧れて、小さい子のアニメの主人公が「プリキュア」でも「アイカツ」でも中学2年生だったのか、という答えにはなっていない。ご不満はごもっとも。
「中学2年生」という年齢に何か意味があるのか、たまたまその2つがそうなだけなのか……?
中二病?
♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ・・・
現在の1号さん、見ますか?
本当は、中二病って何だろう?
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