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ぞうきん。

もうすぐ新学期
新学期と言えば
提出物、
提出物と言えば
「冬休み帳」
(そんなの、昔からありましたっけ?)
「通知表」には印鑑を忘れずに
そして、
「ぞうきん2枚」







本当は子どもが自分で縫ってもいいのでしょうが、
「縫う?」
「……NO……。」

それで、「小さい 白い にわとり」のように
ひとりでぞうきんを縫います








少し古くなったけど
きれいに洗ったタオルを
手でアイロンをかけて
なるべく丁寧に折りたたんで
4隅をまち針で止めます






「新品より、
 少しよれっとしたタオルを
 ミシンでなく 手で縫った方が
 柔らかくて 使いやすい」
というのは、上の世代の人たちからの
言い伝えですが、
わたしも、そう、感じますが、
これも案外 ただの思い込みだったりするのでしょうか











わたしが現役の担任だった頃
やっぱり生徒たち(の保護者の方々)に
ぞうきんを出してもらっていた
そのころはまだ、
バレーボールも、おおむね白くて、
ぞうきんも、白いタオルでできていた

だけど、少しずつ
色つきタオルのぞうきんが現れて
買ったらしき市販のぞうきんが現れ始めた。
ぞうきんを忘れた生徒に
保健体育の女の先生が
タオルを配って縫わせるのを
わたしもよく手伝ったけれど、
ぞうきんの縫い方を知らない生徒がいて
嘆いていらっしゃったっけ。









子どもが生まれて、仕事を辞めて、
幼稚園のバザーの手作り品で
ぞうきんを売る、という。
お母さんたちが新品のタオルを持ち寄って、
ぞうきんをミシンで縫った。

バザーでぞうきんを売る(=買う)ことにも、
ぞうきんを新品のタオルでつくることにも、
ぞうきんをつくるのに、
わざわざミシンを使うことにも
びっくり。
世代の違いを感じたっけ。









さて、ぞうきんの縫い目は、
イギリス国旗の形かな
マス目にバツの形かな







たまには、
日の丸とか、
アメリカ国旗とか、
ちょっと工夫して
バスケットボールコート……
は、面倒くさそうか……、
ローマ字で ZOUKINとか、
それならいっそ、
イニシャルとか、
名字をローマ字で とか、
ねえ、
変なのつくっていい?

と、訊いたら、
「ハンカチじゃないよ。」
と言われた。


ハイ、できた。









子どもの頃、ちゃんと、自分で縫っていましたか?
わたしは縫ってました。えらい!




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