後期高齢者も、綺麗になりたい

<シネマでTOLK&本deコミュニケーション⑬>

楽天から届いた『何歳からでも美肌になれる!』という本を、一気読みした。
著者の天野佳代子さんは、若々しすぎ、肌がきれいすぎるので「奇跡の62歳」と呼ばれたらしい(2019年時点)。写真を見たら、まるで40代。30代と言われても頷く。
確かに「ちょっと若々しい」ではない。「奇跡」の60代。

天野佳代子のプロフィール、思考・体験など…………
★1957年東京都生まれ。20代で美容ライターとして活動を始め、2001年、美容専門誌『美的』のエディトリアルディレクターに着任。2018年、『美的GRAND』編集長に就任。
・私が今あるのは、奇跡ではない。
・何もしないで、努力もしないで、きれいは生まれない。
・高価すぎる化粧品も、膨大なお手入れ時間も必要ありません。
・年を重ねるごとに、美しさに差がついてくる。
・人生100年時代、長く生きていくのなら、きれいなほうが断然お得。

天野メソッド…………
その日の汚れはその日のうちに。「落とす」ことで肌は若返る。
 この本を読んで私がいちばん実践しようと自分に誓ったのは、顔の汚れを落とすこと。本を読む前からクレンジングは意識しており、マナラというホットクレンジングゲルを購入した。また4か月に1回届く定期購入の「顔を洗うジェル」も大阪の店から買っている。
 でも、外に出ない、化粧していない日はクレンジングしないで寝る夜も。もっと徹底しよう。

スキンケアは、朝しっかり、夜あっさり。
 2番目に実践しようと思ったのは「朝しっかり」。私は朝が早いので夜は夕食が終わったら眠い。何もつけないでベッドインする夜もある。「顔を洗うジェル」は拭き取った後ローションとして肌に浸透させるわけだが、本を読んだのち朝は二度重ねぬりしている。
 近場の外出にファウンデーションはぬらないが、冬でも外出するときはUVクリームか下地クリームをつけている。美容家は皆さんUVケアを強調する。
 20年くらい前に分割払いで30万位の美顔器を購入した()。就寝前に使っていたが眠くてパスするという日が多かったので、年明けから朝に使用している。すると4時頃から起きているので実行できる日が多くなった。細かい蒸気も出るので朝の鼻炎もかなり解消されている。
(同時に買った友は数年前に壊れたと言って廃棄したが私は未だに使用している。重宝している。私は物持ちがいい=物を沢山持っているということではない、物を長く使うということ)

角質ケアは毎日。
 角質ケアは特に何もしていない。古い角質は自然に剥がれるのでは? 貧乏お婆はそういうことにお金をかけられない。天野さんは皮膚科で処方される角質ケアの薬剤を使って集中ケアを行っているらしい。

化粧品は金額より、使い方。
 3番目にうれしかった情報。高価なものをチビチビ使うより安価なものをたっぷり使うほうが効果的と天野さんは言う。
 たまにはちょっと高級な化粧水や乳液を購入するが、購入後いつも、今の私には贅沢と反省・後悔する。そして超節約を強いられている貧乏お婆なので化粧水も乳液もチビチビ使っていた。安価でいいからタップリ使いたい。
 
美容液を使えば、シミもシワも解消できる。
 大阪でライター&エディター時代は美容液を買っていたが、失業して石川県に移住してからは美容液というものを買ったことがない。天野さんが愛用している美容液は1万円とか1万5千円とか。貧乏お婆にはムリ。
 乳液とは別に美肌にはクリームが重要らしいが、私はちょっと高いクリームも買えない。昔、サントリーのクリームが気に入っていた。肌に栄養が入っていくって感じがした。
 昨秋こまかい家計計画を立てて欲しいバッグを手に入れた。さらに細かい計画で世界の赤ワイン12本セットや正月のご馳走を注文した。この細かい収支計画に最近私はハマっている。クリームと美容液も買えるかもしれない。

昔は、ちょっと綺麗、お洒落だと言われた私も、確実にお婆になった。シミもシワも気になるが、一番気になっているのはタルミ。鏡を見るのがイヤになるくらい、お婆の顔になった。
でも一番仲良くしていて始終会っている友は、私の肌を褒めてくれる。
少しの努力で、ほんの少しでも綺麗になれるなら…さらなる老化を遅らせることができるなら、努力したい。頑張りたい。もうちょっと綺麗になりたい。かっこいい老女になりたい。

能登では「美容どころではない」という過酷な状況のなかで高齢婦人も頑張っておられるのに、暢気なことを言ってスミマセン。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?