町内の清掃活動に参加したいのに、参加しないという話……

<ヨーコお婆の喜怒哀楽 ①>

2024年5月12日(日)……
今日は町内の行事として道路愛護作業(側溝清掃)が朝8時から行われた。
移住した石川県に、能美市に、山口町に、感謝している私は町内の清掃活動には積極的に参加したい。
でも活動を知った年に(2018年か19年)一度参加しただけで、その後は参加していない。

というのは理由があって……
最初に案内用紙を見たとき、すぐにシャベル(石川県では大きくてもスコップと呼んでいる)を買って、決められた日時に集合場所へ行った。
移住してすぐに会館清掃を経験しているし同じ班の人の顔は数人知っている。でも此の日この時、見知った顔が一人もいない。

集合場所で説明を聞くと、指示された場所を班で作業するらしい。このとき私は自分が何班なのか知らなかった(覚えていなかった)。たとえ知っていても、〇〇班は何処を担当と言われてもその場所が私にはわからない。

結局、見知らぬ人達の班に入れてもらって側溝清掃を行った。
後日、県営住宅の同じ棟の住人(同じ班)にその話をすると、「班長が参加する」という返事だった。
それで班長から連絡・要請がない限り参加しないことにした。

ちょっと気になるのは、案内用紙に「各家庭から1名以上の協力をお願いします」と記されている。
気になるのなら参加すればいいのだが、他所の班の人達から妙な顔をされたし、作業時間が長かったし、腰が痛かったし……嫌な印象しかなかったので、参加する気になれない。

結局、今年も参加しなかった。

でも私は、班に貢献している、役目を果たしているという気持ちがあり自分を納得させている。
というのは、わが家は県営住宅の1階。サンルームのすぐ下は県住の公共の土コーナーになっていて、草がボーボーに生える。
でも棟で草抜きするという決められた日は無いので、たまたま真ん前に住んでいる私が草抜き・草刈りをしている。万年腰痛だしちょっと辛いのだが誰も手伝ってくれない。入居者の皆さんは我が家の庭と思っているのだろうか? 昨年までお向かいさんが空き家だったので、その真ん前の草刈りも私が担当した。

友は、野菜や花を鉢じゃなくてこの庭に植えたらいいのにと言う。私は、ここは我が家の庭じゃないから個人的なことには利用しないと返事している。花を育てるのが上手なら自信があるのなら、花を植えてもいいと思うが…。

活動当日までに「家周辺の側溝の残土を道路縁に上げておいてください」と記されているので、毎年私は溝のなかを掃除している。
不思議なことにこれまで我が家の真ん前の側溝には、濡れた残土というものが無いので毎年箒で掃いているが、今年は横にへばりついている苔を落として道路縁に上げた(飛ばないように水をかけた)。
この側溝清掃もいつも私一人。ほかに作業している人を見たことがない。

友は「1階に住んで損したね」と言うが、私はそうは思わない。
幸い今は元気だから、愚痴らずセッセと草抜きしている。溝も掃除している。(越して来たときから生えていたイバラが伸び過ぎたので枝を切っていたら男性が手伝ってくれたが、「こういうものを植えてはいけない」と注意された時は、ちょっと腹が立ち何だか悲しくなった。草抜きで手が傷ついたし)

それでも今は頑張るが、もっと年をとって更に腰痛がひどくなったら……。

そんなことを考えたら、今住んでいる所から越したくなった。希望は3階。階段の上がり下りは苦にならない。良い運動になる(51年住んだ大阪のUR住宅は3階だった)。

自分が班長を担当するとき、居住者の皆さんにお願いや提案をすればいいのだろうが、移住者で新参者の私はそんな勇気がない。
だから、元気な今現在は草抜き・草刈りをがんばる。ほかは誰ひとり作業しない。建物周辺をきれいにする人がいないというわけではない。12世帯集合住宅の3〜4人だけだが草刈りしている人を見かける。木の枝を切っている人もいる。私が一人で建物周辺をすべて作業しているというわけでもないので、76歳のお婆もがんばります。

つまらない話をお聞かせして、すみません。
どこの地域にも、何らかの愚痴や困りごとなどがあるのでしょうね。



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