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Omoinotakeの幾億光年はORANGE RANGEのイケナイ太陽

曲調とかメッセージがすごく似てますよね  似ても似つかないのである。しかし私が注目したいのは曲の中でどこが"主役"なのかということ。失礼を承知で申し上げるがORANGE RANGEのイケナイ太陽で一番聞きたいのはサビ丸ごとじゃない。サビの中のワンフレーズ。 この部分を聴きたくて再生ボタンを押す人が大半なんじゃないかと思う。そしてOmoinotakeの幾億光年はここ。 この部分を語らずしてと言わんばかりの存在感である。 ”物足りない”という魅力  このようにワンフレー

    • 音楽における"滑走路"とその長さ

       私達がポップスを聴いたとき、最も目(耳)立つ部分はやはりサビだろう。楽曲の中で一番盛り上がる部分の出来が良いと、曲としての魅力も大きくなる。サビを魅力的にするにはどんなことをすれば良いのだろうか。  サビを盛り上げるために、アーティストはしばしば"滑走路"、音楽用語的にはアウフタクト(弱起)という技法を使う。なにやら難しい言葉が出てきたが、誤解を恐れず簡単に言うなら、サビを頭拍から始めずちょっとフライングする技法である(厳密には少し違う気もするが本記事では、アウフタクトを

    Omoinotakeの幾億光年はORANGE RANGEのイケナイ太陽