部下育成のステップ(⑤⑥⑦)

いよいよ部下育成のステップの最終回になります。

今まで

ステップ① 目標を握るhttps://note.com/clever_hyssop614/n/n9a4a1b596cf2?sub_rt=share_pw
ステップ② 現在位置を伝えるhttps://note.com/clever_hyssop614/n/n5712881cc5bc?sub_rt=share_pw

ステップ③ ギャップを明らかにする
ステップ④ スケジュール引く
https://note.com/clever_hyssop614/n/nbce433dff475?sub_rt=share_pw

を説明してきました。


本日は、部下育成の⑤⑥⑦をお伝えします。

ステップ⑤は、

"具体的に何をするか?擦り合わせる、欲しい支援内容を聞く”

です。

目標を掲げても、日々何らかの行動が伴わなければ、達成はでません。
ですので、日々の業務の中で、その目標に到達する為に、何を意識して、何を行なっていくか?

本人の作戦を聞いて、それをやれば本当に目標に近づいていけるのか?を一緒に考えて決めてください。

気をつけなければ行けないのは、「だったらこれとこれとこれをやって行ったらいいんじゃない」と、上司のあなたが答えを押し付けてしまう(指示をしてしまう事)です。
動くのはメンバーです。”指示命令”になってしまうとそこに”やらされ感”が生まれます。あくまでも本人が”自分はこれをやって行く!”と決める事が大事です。

しかし、実際には、メンバーから具体的に何をやったはそれが出来るようになるのか、その作戦について出てこない場合も少なくないと思います。

そんな時には、ヒントとして、「こんなやり方もあるし、あんなやり方もあるし、こんなやり方もあると頭に浮かんだけど、今の私のいくつかのやり方を聞いて、何か他に思いついたやり方ってある?」

と、ヒントを誘水に本人の作戦を引き出す事も良いやり方です。

それでも、本人から良いアイデアが出てこない時には、
「今、私がヒントで話した3つのやり方のうち、どれが一番あななたにあってると思った?どのやり方が一番イメージできる?3つのやり方の中から一つ選ぶとするとどれ?」と、本人に選択して貰う事が大切です。

”自分で選んで決めた!”という事実が、主体性と責任感を生みますので。

そして更に、そのアクションを行う中で、マネージャーに支援して欲しい事は何か?どんな支援があったら力になるか?をメンバーに問います。

メンバーの要望を聞いて、もし、「それだけで良いの?あとは本人でできるのか?」と感じた際にはそれを伝え、質問し、場合により「これこれこういう支援も出来るけど必要ない?」と、それを欲するか?不要なのかをメンバーに委ねてください。

ステップ⑥: 見守り、適切な時タイミングで必要な支援を行いミニゴールの達成に導く。

具体的な日々の動き方を決めたら、あとは、メンバーの発言や行動を見守ります。そして、メンバーの動きや発言が、言ったこととずれていると感じた場合、または、動きが止まっていると感じた場合、こちらから声をかけて状況を聞きます。
”目標を忘れていないか?””何を意識して、何をやるかを忘れていないか?””取り組みはできてきるのか?更には”止めてるものが何なのか?”を明らかにして、適切な支援をしてください。

本当は、メンバーの言動を常に細かく見守り、あれっと思った際に都度呼んで話をする事が理想ですが、忙しくてそれが出来ないと言う場合マネージャーも多いかと思います。そういう場合には、最初の打ち合わせの際に、あらかじめ、振り返りのミーティングを2週間に一度くらいのタイミングで設定してしまう事をおすすめします。

予定に組み込んでしまえば、どんなに忙しくても、放ったらかしになる事はありませんので。

ステップ⑦:  次のミニゴールに挑戦する(ステップ⑤、⑥を繰り返す) です。

④で決めた登山計画=スケジュールに沿って、次のミニゴールを超える為にステップ⑤、⑥を繰り返し、最後は山頂まで導いてあげてください。

以上が、部下育成のステップとなります。
最後に部下のステップを纏めます。
ステップ① 目標を握る
ステップ②現在位置を伝える
ステップ③ギャップを明らかにする
ステップ④スケジュール引く
ステップ⑤具体的な作戦と欲しい支援内容を擦り合わせる
ステップ⑥見守り、適切な支援を行う
ステップ⑦次のミニゴールに挑戦する(⑤⑥を繰り返す)
です。

いかがでしたでしょうか?

これをやれば、部下を育成出来そうな気がしてきませんでしたでしょうか?
是非、試しにやってみてください。

そして、ここが難しい、ここが上手く行かないなどがございましたら、ご質問ください。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?