2024年の防災トピックス:在宅避難の新たな選択肢と住宅会社の提案

2023年は関東大震災から100年の節目の年でしたが、残念ながら2024年は元日から令和6年能登半島地震が発生し、多くの方が被害に遭いました。南海トラフ地震も近いうちに高い確率で発生すると言われており、住まいの防災・備災は今後ますます強化していくべきテーマの1つです。今回は防災の選択肢として注目されている「在宅避難」に焦点を当て、その概要とその対策について紹介します。

在宅避難の概要

在宅避難とは、災害が発生した際、自宅で身の安全が確保される場合に、避難所に向かわずそのまま自宅で避難生活を送ることを指します。某ハウスメーカーが行った2023年の調査によれば、在宅避難の意味を知っている人は34.8%であり、説明後には84.8%が「在宅避難を選びたい」と回答しています。在宅避難の概念はまだ広まっていないものの、その潜在的なニーズは高いことが明らかです。

在宅避難に役立つ設備・建材

1. 太陽光発電システム

停電時に頼りになる太陽光発電システムは、住宅の屋根に搭載する太陽光パネルや、カーポートと組み合わせた製品などがあります。例えば、ビニフレーム工業のEZポートは、カーポートと太陽光、蓄電池がセットで、停電時にも電力の使用を可能にします。

2. 家庭用燃料電池「エネファーム」

エネファームはガスの供給があれば、電気とお湯の供給を可能にします。災害時に頼りになる停電対策の一つとして注目されています。

3. 貯水タンク

災害時に必要な飲用水を確保するためには、貯水タンクが有効です。例えば、みずがめ君という商品は、水道直結型の貯水タンクで、160Lの容量があります。

住宅の防災には様々な提案がありますが、地域のハザードマップなども考慮しながら、お客様に最適な提案を行うことが重要です。災害に備え、在宅避難の新たな選択肢を積極的に検討しました。


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