見出し画像

母と池島炭鉱で遊ぶ

「炭鉱行かへん?」

そう何度も言われる事が無いと思われる「炭鉱行かへん?」を母から貰ったので九州最後の炭鉱の島、池島炭鉱へ大阪から名門大洋フェリーで往復する2泊3日のツアーに参加

金曜16時に大阪南港フェリーターミナルに集合
私は15時まで仕事をして母とはターミナルで15時40分くらいに合流、先にツアーの受付を済ませていてくれたので乗船時間までしばし待機

16時に乗船開始
お部屋のタイプはツーリスト
カプセルホテルみたいな感じ

これが何組か並んでいて一部屋になっている
電気つけて撮れば良かった…

荷物をごそごそした後、とりあえず大浴場でさっぱり♨️
入り口に混雑状況の表示が有るのはロッカーの利用状況と連動してるのかな?便利だ

17時の出港前に展望デッキに出て出港作業を眺める

お次は夕食タイム
お弁当などを持ち込みして海が見える席で食べている方も多いけど、バイキング500円引き券がツアーに付いていて夕食と軽朝食がセット(夕食を頼むと朝食は付いてくる)で1100円になるのでバイキングへ

うちの母、いつも1周目で山盛り揚げ物とるのが謎だ…ビールのアテにするからなのかな
そして毎回「取りすぎたわ~」って言ってる(ちゃんと残さずに食べてはいる)
私は慎重になりすぎて1周目すかすかなのに

季節や出港時間もあるだろうけど、外が明るくて神戸辺りの景色もしっかり見えていて不思議な気分だった

あとドライバーさん達が晩酌しているのも何か良い(お疲れ様です)

ご飯の後は船内をフラフラ歩いたりフリースペースに有るテレビを見たり
お風呂とは別に有るシャワールームのキレイな洗面台で歯磨きして、もうする事がない21時

ビールでほろ酔いの母は先に就寝…私も翌朝が早いからと寝転がってみたけど眠れそうに無いので薄暗い展望ルームで携帯みたりしながら外見てぼんやり、瀬戸大橋もしっかり見れた
ちなみにベッドの所は電波なし、フリースペースでは繋がる感じだった
Wi-Fiの表示有ったけど船の上なんでずっと繋がる訳じゃないよ的な事が書いてた

23時頃だったか、そろそろ本当に寝ないと!と横になって少し寝てはゴゴゴと船が進む音でちょいちょい目が覚めたりしながら(揺れはほんの少し)4時10分起床

ちなみにおはよう船内放送がよき時間(到着の1時間前かな?)にかかるので目覚ましは無しでも問題無さそう⏰

夕食とセットになっている軽朝食は食パン、ロールパン、ゆで卵、サラダと言う名の千切りキャベツ、コーヒー、紅茶、牛乳、オレンジジュース(だったはず)を自由に取るタイプ

朝食をとり身じたくを整え5時半に新門司港着

下船した後、ツアーのバスへ
トイレ休憩もありつつ、まずは新西海橋で散策約40分

多分、池島に渡る船の時間調整なんだろうと思われるけどタイミングによっては渦潮が見えるらしい

再びバスに乗り新浦港へ
しばらく待った後10時半池島港へ出発11時前に到着
この船、天候によってはめちゃくちゃ揺れるのでは…と警戒してたけどこの日は大丈夫だった(ほっ)

島に着いて炭鉱の担当者の方にに案内されながら移動し、開発総合センターという所で当時の映像を少し見たりしながら軽く説明を受ける

ブラタモリでも紹介されたと聞きワクワク倍増!

そして実際に炭鉱散策に行く前に昼食
先に体験ツアーの詳細を見ていたので再現弁当をたのしみにしていたんだけど、旅行会社の方で用意してくれた豪華な幕の内だった(これはこれで美味しかった)

昼食後にお手洗いを済ませて(中には無い)ヘルメットを装着してもらう
重い…重くて歩きにくい!
これ着けて仕事しているのか力仕事な皆さま…尊敬だ

2班に分かれてトロッコで出発

観光用に加工はしてあるけど前と後の部分は実際に使用していたらしい

ゴトゴト進んで中に入ってしばらくすると下車、後は徒歩
上手く撮れて無いけど中はこんな感じ

中は少しひんやり、半袖だけだと寒いかも
ゴジラの爪のような機械
炭鉱内は写真撮影可だけど動画NGとの事

要所、要所で写真展示なども交えて説明してくれるんだけど案内の方がとても話上手なおじさまで分かりやすかった!
仕事で何度もやっていても無駄に「あー」とか「えー」とか言って説明が下手な人は居るのに、本当に上手くて偉そうだけど勝手にめちゃくちゃ適職ですね!と思っていた

全員ではないけど、ちょっと体験なんかも出来る箇所が有るのも面白かった

帰りもトロッコに乗って

炭鉱内ツアーが終わった後、母が何度もUSJより何倍も良いわ~と言っていた
何故か母はめちゃくちゃUSJの評価低いので…唯一行ったのが私とだから私のアテンドが悪かったのかな

ツアーの案内に軍手とタオル、汚れても良いスニーカーで参加と書かれていたんだけど炭鉱内は雨がしみだして、ぬかるんでいる所が有ったので前日までの天気にもよると思うけど靴は汚れると思ったほうが良い
軍手とタオルは私は特に使わず

炭鉱でこの範囲を掘ったんだよ~って地図を見ていて今まで考える事が無かったけど、そういえば海の下って地面なんだよな…と
びっくりする範囲を有りとあらゆる手段で掘り進めていて良いのか悪いのか、とにかくすごい事するよ人間は!と思った
大人の社会見学として凄く良い場所だと思うので、もっとオススメしたいけど私の表現では伝えられなくてもどかしい
百聞は一見にしかずなので、興味が有る方はすぐに行ってみて欲しい

島自体も炭鉱の寂れた建物が見えている感じが好きな方多そうだし(廃墟マニア?)、録音流してるのかと疑うくらい嘘みたいに鳴くヤギさん達が草を食べていてのどかだったり、ネコも沢山いた

そういえば島内で飲食物の調達は出来ないような案内が有ったけど、飲み物の自動販売機は見た
住んでいる方もいらっしゃるし、稼働してそうだったけど運搬大変だから外で買える人はなるべく外でお願いしますって感じなのかな?

池島

帰りは池島港14時17分発、瀬戸港に14時45分到着
出発地点と違う港に着いたのに同じ係の人が居る不思議

そこから再びバスに乗り2回のトイレ休憩を挟んで新門司港へ

2回も休憩入れるくらい遠くまで来てたんだな…と驚きつつ、どこかのサービスエリアのトイレが前面にペーパーホルダーが有るタイプで前にも当たったような気はするけど最高のデザイン過ぎる!と感動した

新門司港へ到着して再びフェリーへ
19時50分出港
帰りは新造船の船で設備が今風に

母の脱け殻
155㎝が頭側に背中をつけて座るとこう

行きには無かったベッドスペースに有る棚がめちゃくちゃ便利だった、ありがとう新造船!

大浴場に行ったら久々に大きめのタトゥーが入っている方がいてなんか懐かしく思った
婆ちゃんの家にはお風呂が無かったから、あの頃の銭湯って気がした
まぁ、しっかり入浴NGの案内は有ったんだけど

ちなみに私は今のところタトゥー有りの方も入って良いんじゃないか派
一定数いるのに居ないみたいにするのも変だし、小さい頃から見て自分はどうするか決めて欲しいというか
年を重ねるとこうなるんだな…とか入れてから太るの良くないな~とか色々見た方が良い気がして、でも浴室中にたくさん居たらやっぱり怖いと思ってしまうのかな

そういえば使い捨てスリッパ持って行ったんだけど事前に印を付けて行ったのが帰りの便のお風呂で役にたった
行きの便は靴箱も鍵付きだったけど、帰りはただの棚だったので同じような使い捨てスリッパが並んでたから、まぁ皆さん場所で覚えておくんだろうけど

そして帰りの夕食も500円引きでバイキング
帰りは夕食のみか朝食もセットにするか選べて到着時間がゆっくりだからか朝食もバイキングらしかった

帰りは行きの寝不足と観光地での疲れ、あと朝の到着がゆっくりなのも有り、ぐっすり眠り朝もお風呂へ

のんびりしながら湯船の端を見て船の傾きを感じていたら、たまたま居合わせた方が「橋通るよ!」と教えてくれて明石海峡大橋をお風呂の中から見ることが出来た
絶妙にこぼれない湯船の水面に夢中で見所逃すとこだったわ(ありがとうございます)

朝食は母があんパン持って来ていたので、海が見える席に座って温かい飲み物と食べた
あっという間に下船の時間の8時半だったけど到着後、自由解散だったし駅もすぐなのでゆったり下船

メインが炭鉱のみと思うと、すごい移動時間だし弾丸で疲れたけど、船旅は非日常感が強く感じられるのが良い所だと思う
良い体験出来て、楽しかった!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?