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技術の習熟にコンサルティングサービスを利用しよう


あなたにはなにか「モノにしたい技術」がありますか?
例えば楽器の演奏や筋力トレーニング、あるいは料理などです。

こういった技術を効率的に上達させる方法のひとつにスクールがあります。
お料理教室などが典型的なイメージですね。集団教育を想定しています。

さらに個人別指導が加わると、コンサルティングサービスを利用することになります。
いわゆる「コンサル」ですね。

今回はこのコンサルのススメなんですが、そもそもスクールで十分な場合とそうでないものがあるので、まずはここで切り分けておきましょう。

スクールとコンサルの比較

<技術習得としてスクールが適しているもの>
・技術体系が確立/共有されているもの
・人によって教え方が変わらないもの
・特に、免許制のもの
・例:自動車(免許)、料理(初級)

<技術習得としてコンサルティングサービスが適しているもの>
・技術体系が確立/共有されていないもの
・人によって教え方の変わるもの
・免許制でないニッチなスキル
・例:筋力トレーニング、ストリートナンパ、脱ペーパードライバー

まぁ要するに「個人の力そもそもをより上に引き上げる」パターンのものは、コンサルティングサービスが適していますね。

以下コンサルと省略しますが、ぶっちゃけ技術的な習熟の効率を考えるならコンサルが最強です。

コンサルの利点

これにはみっつの理由があって、課題の適切さとトレーニングの強制力と、それからモチベーションの維持です。

順に見ていきましょう。

コンサルの利点:①課題の適切さ

個人にあったトレーニングとそれに合わせた宿題が課されます。これが成長速度をものすごく上げてくれます。
自力ではそんなことはできないし、スクールでは進み方が一定なので、どうしても無駄が出てきます。

コンサルの利点:②トレーニングの強制力

コンサルは個人対個人の関係なので、やらない理由がない感じになります。信頼関係の維持のためにも「今日忙しくてもこれやっとかなきゃ」みたいな雰囲気になって、半ば強制的な力により技術が向上します。
意志力のない私などはこれに大変助かっており、そもそも自力ではできないだろうな・・・というテーマほど効果を発揮します。

コンサルの利点:③モチベーションの維持

コンサルはだいたい週ごとか月ごとの実施です。実は人間にはそもそも週次や月次で自分を律する機能というのは備わっていません(胸に手を当ててみてください。)。
ここを強制的に進捗管理してくれるので、あまり自分でモチベーションを発揮しなくてもできてしまうのが素晴らしいです。

そして、これはあえてテーマとして書かなかったのですが、コンサルでその道の先生から教わると「上を知る」ことで謙虚に努力が続きます。
常に自分のMAXギリギリまで努力を強いられ、レベルに合わせたトレーニングが課され、その道には終わりがないことが多いです。
コンサルの終わりはご自身で決めたら良いとは思いますが、基本的にはその先生の満足できるレベルまでの最短ロードマップが敷かれ、それに邁進できる日々はなんというか気分の良いものです。
よく習い事にハマってしまう女性がいたりしますが、それとはまた違う充足度なんですよね。

コンサルの探し方

・一般的なコンサルの探し方(あんまり推奨できません)

さて、そんな素敵なコンサルサービスですが、一体どこで探せば良いのでしょうか。
世の中にはこんなサービスがありますね。

ビザスク・・・これは情報収集用ですが。

ココナラ・・・これだと個人間の取引です。

まぁどっちもあんまりオススメできませんね。
技術には長けていけも、教えるプロはいない感じです。

・コンサルの選定基準

私はこれまで、以下のコンサルを受けてきましたが、成功(というのは、望んだ結果が得られた)したものには共通した特徴があります。
そしてそれは、コンサルを受講する前に判断できることでした。
以下その特徴を共有します。

1)コンサル自身に、プレーヤーとしての記録がある

これは痕跡でも良いです。

実はコンサルティングというのはパッケージ商品で、「個人コンサルを開業するためのコンサル」というものが出回っています。
その意味で、コンサルというのは誰でも開業できてしまうので、いわゆる「実力の分からない」ことがものすごく多い形態です。
このため、その実力を見極める基準として「プレイヤーとしての活動実績があること」が非常に重要になります。

痕跡でも良い理由は、通常コンサルを展開する方というのはイメージ悪化を恐れてプレイヤーとしての生々しい記録を残さないんですよね。
逆にSNSなどを辿って、それなりの活動実績を見ることができれば、いわゆる(エアプ)事業者でないことの証拠となります。
是非探してみてください。

注意してほしいのは「指導実績」ではなく、「活動実績」です。
指導実績については、様々な方法で偽装が可能です。
サービスの別IDを用意する、高評価を餌に特典をプレゼントする、など。。
このため、指導実績は当てにならないことが多いのです。
活動の痕跡は本人の武勇伝ではなく、もっと具体的な記録として探すようにしましょう。

2)価格帯は、せいぜい数万円程度(/月)

これも大事な指標です。

とかく「稼げる」とか「脱サラ」とかの人生逆転系には数十万円のコンサル費用を要求するパターンも多いですが、単純にカモにされている可能性が高いです。
後述する「積極的にコンサルをお願いした方が良い相手」のところでも触れますが、月謝制で、毎月おいくら(高くても5万円程度)ぐらいの方が適切です。
間違っても一括50万円とか支払わないようにしましょう。これをやってもいいのは、毎年の年収が2,000万円を超える層です。


また、以下は意外な観点かもですが、かなり大事です。

3)専業を避ける(特殊な例を除く)
理由はふたつあります。

①専業の場合、コンサル費用に生活費が含まれている
これはいやらしい考え方なんですが、高額なコンサル費用を要求する方ってそれが主たる収入になっている方が多いです。
するとどうなるか。
たくさん生徒を集めて、個別指導がなくなり、それから代理の講師の方が出てきたり、謎の追加オプションが出てきたり、、良いことないんですよね。笑

さらに言うと、その得られたコンサル費を自己顕示に使ってSNSやYou Tubeで集客に利用してる人が多いんですよね。
別にコンサルの先生の生活費の足しや集客のための自己顕示にあなたの支払ったお金が使われても、コンサルティングの質が上がるわけではないです。
というかこの形ならコンサル生の人は”養分”ですよね。
そんなわけで専業の人は避けましょう。

②専業=完璧主義的になりがち(不必要な技術の習得を要求される)
専業の良さはその専門性の高さにあります。これは間違いありません。
このためある技術に対して網羅的にすべてがハイレベルの知見を持っている可能性が高い。
・・・なんですが、これが落とし穴なんですよね。

あまりにもレベルが高すぎて「とりあえずこれだけできればOK」「最低限でまずはここをやって、次はこれを・・・」みたいな考え方ができません。
つまり、専業コンサルの方って効率を度外視した教え方をしがちなんです。

ここで言うコンサルを受ける人(つまり、アナタ)って、超超高難度の技術体系に精通する必要がないわけですね。
そうであれば、ここで教科書的な教え方をされることの意味はないわけです。
とにかく経験を正しい手順で踏む、それも効率的に、ということを教わる側としても忘れないようにしてください。

ちなみに専業の方って「第一線を退いていて、そもそも現役プレーヤーでない」といった人がかなり多いです。
講師業に専念する、みたいな形で勝手に引退されてる方が多いんですが、実際のところ一線では戦えないから引退したのでは?とする見方もできます。

・おすすめのコンサルの探し方

最後に、じゃあそんなコンサルの方をどのように探せば良いか?ですが、
最も確度が高いのは、人の紹介や実際に会ってみることです。
会ってみて、「こいつ妙だな」とか「SNSの発信内容と乖離がありすぎる」とかの違和感がなければ、そのままコンサルをお願いしても良い、ぐらいに考えておくと確度が高いです。

おためしで単発コンサルなどしてる人に1万円とかでお願いして会ってみるのも良いでしょう。
単発コンサルは深みはないですが、その人との価値観やその技術に関するご自身の基本的な部分の修正など、得られるものはかなり多いです。

ちなみに、私はトレーニングの仕方や女性の口説き方(迂遠な表現ですが、まぁストリートナンパ的なものです)は、それぞれ別の飲み会でたまたま知り合いました。
このたまたま知り合うというのが大事で、先方も営業活動としてそこに来ているわけではないので、人となりなどを見ることができるんですよね。
気さくて、友人がそれなりに多くて、妙な噂というか神経質なところがない人などはコンサルに向いています。

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