今日夢見たってばよ#6
【タイトル】二重人格
これは私が見た夢をただ書いたものです故、深く考えずテキトーに読んで頂けると嬉しいです。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァッ、撒いたか。」
僕は今、息を切らしながら走っている。
何故なら警察官に追われているからだ。
「ヴゥゥゥゥ〜.…ピーポーピーポー…(何度も)」
夜の街の賑わいは、パトカーと救急車のサイレンの音で
掻き消されてしまっている。
僕は訳も分からず、ただひたすらに逃げ惑っている。
しかし、本当に分からない.…何故追われているのか
微かに感じるのは記憶にない後悔と絶望感、
そして喪失感だ。
だけどそれも何故だか分からない。
「僕は何を失ったんだ?」
この声も鳴り響くサイレンに飲み込まれるだろう。
#####記憶が一部欠如しています#######
僕の手持ちは長年使い続けている財布と
母さんが愛用しているハンカチだけだ。
ハンカチは少し濡れている。
僕は限りある財産を持ち、何度目の夜なのか分からなくなるほど走り続けて見つけた漫画喫茶にいる。
何故訳も分からず逃げているのか知りたいと思い
思い出そうとすると体が拒絶する。
(なんだよ、くっそ!!)
僕はこの胸糞悪い感触を今すぐに拭いたいと思った。
そして原因を求めるかのように
ここに来てから避けているテレビに目を向ける。
謎の緊張に襲われて手がプルプルと震え始める。
「..........…ふぅぅ、良かった...…良かった!?」
僕は安心したのか?何に?
今にもパンクしそうな脳に追い打ちをかけられて
情報をシャットダウンするようにその場に倒れた。
「きぁーーーーー。」
「逃げろ、逃げないと死ぬぞ!」
「今すぐそれをおろしなさい!◯◯くん落ち着いて!」
クラスメイトたちがひたすらに逃げている。
(楽しい、楽しいな、あははは、あははは)
#####記憶が一部欠如しています#######
「どうしたのぉ?どうして帰ってきちゃったの?」
ザザザザ
「やめて。落ち着いて◯◯。まだやり直せる。」
ザザザザ
「ごめんね。綺麗な世界に産むことができなくて。」
「◯◯さん?聞こえてますか?お!ようやく目覚めましたね。ご自身が誰なのかわかりますか?」
目を開くとそこは白い天井だった。
少し首を曲げるとそこには医者らしき人と
警察官らしき人が複数立っていた。
「えぇっ..ぼ、僕は◯◯です。えーと、どうしてここにいるのかまだよく分からなのですが..…」
「記憶が混乱している中、申し訳ないけれど少し伺ってもよろしいかな?ゴホン。えーこの事件について知っていることを話して貰いたい。ゆっくりでいいよ。」
警察官の1人が優しく声をかける。
僕は警察官が渡したある事件の記事を見る。
その記事は僕の内側にいた何かを引っ張り出す。
「僕は知らない。僕は....…」
突然、目から涙が溢れだす。
涙を見せないように必死に手で拭こうとする。
(もうやめてくれ。もう認めるんだ、。もう…)
「もう一度言うよ、これについて知っている?」
「そ、それは僕がやり....……あぁ、それは俺がやった。
クラスメイトも母さんもみーんな俺が殺した。」
「???どうしたんだ急に。君は◯◯さんだよね?」
「俺は×××。◯◯のお兄ちゃん的存在だ。」
「二重人格か..…×××さん、どうしてこの事件を?」
「そりゃぁ〜◯◯は心も体も何もかも弱い。
そんなんだからイジメられるんだ。あははっ!
でも◯◯がイジメられるのを俺は許せなかった。
だから代わりに俺が◯◯に居心地のいい場所を作った。
こいつの苦しみを俺だけが知っている。」
「イジメ...。.…何故、お母さんを?」
「◯◯はイジメを母に知られたくなかったんだ。
それと同時にこんな自分を産んだ母を恨んでいた。
でも心が耐えられなくなり俺を作ったんだ。
でも俺はもうイカれてしまった。だから...…」
全部思い出した。
僕は自分の犯した責任から逃げていた。
全てを失い1人になった。
あの日以来×××は出てこない。
「あの時、僕も殺してくれよ×××。いや..ダメだ。
僕はもう狂ってしまったんだ。認めるしかない。」
冷たい牢の中で孤独に審判の時を待つ。
#####夢の構築に失敗しました#######
たまにある俯瞰型の夢だったので
映画の気分になりましたが...…
私はこの夢を見た時、
ついに私も狂ったのかと思って焦り
急いでお母さんの元に行きました。
まぁ私はいじめられてなかったのだけれど。
アニメ【残響のテロル】とか【魔法少女サイト】
とか見てたし、受験で鬱だったこともあり.…
いや普通にトラウマレベルの夢でした。
ゔぅぅぅ.…おはよう。
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