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【作家志望】とある出版社に言われた衝撃の一言で本気で作家を目指すようになった話♯1

♯1「これは出版無理ですね」


こんにちは、アベ ヒサノジョウと言います。
残念ながら、これはサクセスストーリーではなくただの負け犬の遠吠えです。執筆活動に対して、どこかまわりの人とは違う活動をしている自分に優越感を感じていた情けない自分の記録です。

私は大学を卒業し、そのまま一般の会社に勤め、ダラダラとした日々を送っていました。なんとなく「このまま何事もなく人生が進んでいくのかな…」と思っていたときに、ある事情から昔、夢みていた『小説家になりたい!自分の本を出したい!』という思いが再燃するようになりました。(経緯をどこかで書けたらと思います)

そこで1年かけて、仕事と両立しながら執筆活動を行い、とある出版社にメールで作品を送りました。

それから三週間経過し、一本の電話が来ました。



編集社「アベさん……本出したいんですよね」
アベ 「はい…昔から、作家になるのが夢で…」
編集社「うーん。これは誰も買いませんよ」
アベ 「…そうですよね」
編集者「アベさん。出版社から本を出したいと思ったらね、結局三つしかないんですよ…」
アベ 「はい」

そこで言われたのが、以下の三つです。

① 賞をとること 
② 作家自身に魅力があること
③ 自費で出版すること


編集者「これ以外、方法がないんです。だから多くの作家志望は受賞を目指して書いて書いて………受賞できずいつしか挫折していくんです」
アベ 「……」
編集者「アベさんって、有名なインフルエンサーだったりYou Tuberだったりしますか?」
アベ「……いえ」
編集者「ですよね。じゃあやっぱり厳しいですよ」
編集者「今って出版社も不況だから…最初からファンがついてる人間をデビューさせたいんですよ。新人を育てるというよりも最初からファンがいた方が儲かるじゃないですか」
アベ 「はい」
編集者「だから小説投稿サイトにも力を入れるんです。デビュー前からファンがついていれば、ある程度売れるから…」
アベ 「じゃあ、才能がある人は賞を目指して…」
編集者「才能があれば賞を。なければファンを獲得しないと…。ただ、時間  は待ってくれない。いつまでも燻った夢を持つぐらいなら、少しでも形にして、色々なことを経験しておくことも大事なんです。だから我々は、自費出版をサポートしておりまして…」
アベ 「ちょっと、待ってください。まだ、そこまでは…」

編集者の方はここで苦笑し、言いました。

編集者「アベさん……アベさんは作家になりたいんですか?それとも、有名になりたいんですか?さっき言ったアベさんの『本を出したい』って気持ちは嘘じゃ無いですよね?」
アベ 「嘘じゃないです」
編集者「本を出す…のイメージを広げて考えてみてください。今度続きを話しましょう。資料をお送りしますので…」


この後、自費出版に関する話になりましたので、ここでは割愛します。

そこで私は呆然としながら、こう思いました……


「その通りかもしれない」


そこから、様々な行動に出ました。

続きです。


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