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毎年丑の日にアナゴ食ってた

鰻を食べる丑の日だそうだ。最近はコンビニでもうな重が売っている。すごい時代になった。

こういった季節のイベント、特に新参のバレンタインやらハロウィンには、消費喚起だメディアの陰謀だと皮肉る者が一定数現れる。一応、土用の丑の日の場合は江戸時代からの歴史があり、多少許されている雰囲気はある。

しかしその起源はうなぎ屋の宣伝。勝手に「土用(季節の変わり目)の丑の日(昔の日付の種類)はうなぎ食べる日なんだよ実は」と言い、マーケティングしたのが始まりというのが通説となっている。結局はただの販促。人のやることは、歴史があろうとなかろうと同じである。

温暖化のせいか気のせいか、年々春秋は短くなり、移ろう季節の機微を感じぬことが多くなっている。現代人はマーケティングにでも乗っからなければ、1年の内の節目など感じなくなるのではないか。コンクリートと液晶画面に囲まれ生活していては、自然の移り変わりにもなかなか触れられない。

365日がただの数字になっては少し味気ない。暦を意識しないよりは販売戦略に騙された方がマシかと考えつつ、薄く冷たい鰻を味わった。

-四季はいつから四季なのか-

今日も人生、超カラフル。

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