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眠れぬ 徒然

体調を崩し、一日中、床(とこ)の上でゴロゴロ。あげく、今夜は眠れない。しょうがないので布団の中でゴソゴソ。スマホでnote▼さっき雨音が強くなり、今は音が消えた。音の無い状態を『静か』というのだろうか。ならば、今は・・・とても『静か』だ▼昨夜は、一晩中、猫が騒いでいた。うるさくて眠れなかった。煩わしいのは猫の騒ぎだけではない。鼻水が止まらなかった。今は静か、なのに眠れない▼とても・・・『静か』だ。かなり前・・・若かったころ『夜に手紙を書いてはいけない』と言われた事がある。人に言われたのではなく、本で読んだのかもしれない▼この『静けさ』は、ガラスのレンズ。レンズのように光を屈折させ、姿を屈折させる。屈折した光は、曲がったり、大きくなったり、小さくなったり。そして、実態からは遠ざかる▼『ガラス』だから『静けさ』は『冷たい』。そして『鋭利』。光は、ガラスを抜けるたびに、ひとつずつ『真実』を落としてくる▼こうして、今日の静けさも、僕自身を屈折させ、ガラスの額縁に閉じ込め、僕の温かくここちよい睡眠を奪って行く。

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