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新たな方向へ舵をきった件について。

 私は、教育の世界を大海原だと思っている。

 教育界(教育海)という同じ海ではあるが、広く深い学問が豊富にある。そして、教育海の中でさまざまなルートをたどって、異なった方向に舵をきった人たちが学校という一つの島(空間)に行きつき、そこで働く。例えば、教師、養護教諭、スクールカウンセラー、ソーシャルスクールワーカーなど。

 そして、小学校教諭を今まで目指していた私は、
スクールカウンセラーになろうと新たな舵をきることにした。

      その理由は、主に2つ。

①PTG の研究を行なっている大学の学科(編入したい大学の学科)が心理学を主としており、小学校の教員免許が取得できないから。

②スクールカウンセラーの職業に興味をもったから。


 ①については、言うまでもなくそのままの意味なので省略します。

 ②は、私が中学校のときの話。
 もともと教師になりたいと思ったのは、「焦り」からだった。同じ部活の友人は皆、将来の夢をもっていた。医師、警察官、救急救命士など。友人達の夢を語る眼差しは輝いていた。そして、私も何か夢をもたなくては!と焦った。子どもが好きという安直な理由から、皆の前で「私、小学校の先生になりたい!」と主張していた。

 同じ部活の友人の中には、教室に通えない子がいた。
私はその子に給食を届けに友人たちと相談室に行った。

 そこで私はスクールカウンセラーさんに出会った。その子に勉強を教えていると、カウンセラーさんにとある一言を言われた。

    「あなた、先生に向いてるわね」

 嬉しかった。それまでは漠然とした夢だったが、その一言で「私、本当に教師になりたいな」と思うようになった。

 その後も、顧問の先生や校長先生に「あなたに教師になってほしい」とにこやかに言ってくださり、さらに私は教師になることへの希望を抱くのであった。そして、高校の模試ではもちろん教育学部と書き、面談でも先生に「教師になりたい」と言った。

 時は流れ、高校3年の春休み。私は大学受験に失敗し、なぜ小学校の教師になりたいのかを見つめ直した。今思えば、小学校の時に『いじめられたあなたにも原因がある』ときっぱり言った先生に対して、私だったら他の声かけをするんだ!という思いから教育心理学を学びたいと考えてしまっていた。

 大学に行ってから色々考えていくうちに、自分は「原因はあなたにもある」と言った先生の立場を考えていなかったことに気がついた。当時、先生は夜遅く(8時過ぎ)まで学校に残り、いじめ問題と向き合っていた。私の小学校には、カウンセラーさんがおらず、おそらく先生がほとんど1人でこの問題を抱え込んでいた。

 そのことを考えていると次第に、「生徒だけでなく教師のサポートもしたい」という思いが芽生えてきた。

 こうして私は、スクールカウンセラーになりたいという新たな方向へ舵をきったのであった。

                   続く.




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