【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【東洋大学】


今回の記事では東洋大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います

箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路4位 5時間25分19秒
1区 九嶋恵舜  15位 1:02:08
2区 梅崎蓮   6位 1:06:45  
3区 小林亮太  6位 1:02:03
4区 松山和希  2位 1:01:37
5区 緒方澪那斗 10位 1:12:46
誰もが予想しなかった躍進を果たしました。まず1区の九嶋ですが16.5㎞過ぎに遅れた時は正直終わったかと思いました…。まず1区の九嶋は昨年の児玉と割と近いところで集団から脱落し昨年よりも先頭からはなれて襷を渡すことに。前後は最初突っ込むであろう法政の松永とキピエゴン。なかなか並走はなかなか厳しいいかなと考えていました。ただ好調を伝えられていた漢・梅崎がやってくれましたね。キピエゴン、平林と並走し8人抜きでまさかの66分台。小林も区間6位の東洋新、松山も区間2位で続き、緒方も区間10位で耐え往路4位で終えました。

復路雑感

復路3位 5時間27分28秒
6区 西村真周  区間8位   58:58 
7区 熊崎貴哉  区間19位 1:05:03
8区 村上太一  区間10位 1:05:24
9区 吉田周   区間2位 1:09:12
10区 岸本遼太郎 区間1位 1:08:51
復路惜しかったですね。西村が58分台に突入し流れを作るも、熊崎は65分かかってしまい繰り上げスタートの集団に追いつかれてしまいます。ただここかが反撃ののろしを上げました。まず8区村上が区間10位ながらもう後ろを引き離し反撃の準備を整えると、9区の吉田が区間2位の走り。この2区間で城西との差を2分詰めます。圧巻は10区岸本。区間賞の走りで城西との差を2分詰め20秒差まで迫りました。

今回の箱根総括

大会前に心配されていた往路にベストメンバーを配置しやり切りましたね。中央大や國學院のアクシデントのため往路4位を額面通りの評価はできませんがエース区間や6区の見込みが立つなどかなり収穫も大きかった大会になりましたね。10区区間賞の岸本は絶好調だったようですが男鹿駅伝も含めて駅伝力が高そうですね。

来季に向けての戦力分析と目標

来季の目標

来季の目標は箱根で「優勝争いに絡む」だと思います。あとは全日本のシード権でしょうか。新4年生にも有力な選手をいくつも抱えていますし新3年生の戦力化も成功しています。あとは新2年生をしっかり戦力化できればだと思います。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

この世代は粒ぞろいですね挙げた選手たちは3大駅伝に必ず1回以上はエントリーしています。中心はエースとして今年の梅崎蓮と小林亮太です。箱根ではエース区間である2区3区をそれぞれ区間6位で駆け抜けました。あとはきつい時の表情が魅力の9区を走った吉田周。ロードでタイム以上の強さを見せる選手ですね。あとはやはり注目度No.1は石田洸介でしょうか。練習では松山と並ぶ強さを誇る石田の復活が果たされればチームの大きな戦力となるのではないでしょうか。あとは競歩で実績を残してきた永吉恭理も川越ハーフで63分台を出しており注目です。

新3年

この世代は少数精鋭の世代ですね。山を担った緒方澪那斗と西村真周は練習でも非常に強いと監督が評す選手たちで今年の山では耐える走りをしました。
今年伸びてきたのは岸本遼太郎ですね。男鹿駅伝アンカーで結果を残すと11月の記録会で28分台を記録。箱根では10区区間賞と最高の形で1年を締めました。あと一皮むけてほしいのは藤宮歩と網本佳悟。2人ともレギュラークラスになるためには結果が少し物足りないでしょうか。

新2年

この世代も1個上の世代と同じくかなり人数が少ないのですよね。その中で世代のTOPは薄根大河でしょうか。全日本に出走し3大駅伝を経験した世代唯一の選手です。
あとは16人エントリーに選ばれたのは久保田琉月と馬場大翔ですね。久保田は高校の時から有力選手として名をはせておりポテンシャルは高そう。馬場大翔は登りが得意なようで走力をつければ来年の5区の最有力候補といえます。
あとは世代唯一の13分台で入学した田中純も復活に期待がかかりますね。たむじょーさんの動画でAチームに入っていましたがその後に疲労骨折があったようで駅伝に絡むことはできませんでした。川越ハーフが復帰して1週間だったそうでトラックシーズンからのフル回転を期待したいですね。
あとはレギュラー選手の登竜門ともいえる男鹿駅伝を経験した選手がもう1人、藤本駿世ですね。夏合宿をチームで過ごしたみたいなので飛躍してほしい選手です。

課題

全日本予選に向けた課題

まずは全日本予選に向けた課題ですがその時期は関東インカレも近いため両睨みしながらうまく選手を使い分けなければいけません。
3,4組で成績を残せそうな選手としては梅崎、小林、緒方、吉田などがいますが、できれば下級生からも走れる選手が出てきてほしいですね。

出雲駅伝に向けた課題

ここは例年男鹿駅伝と並んでお試し要素を多分に含んだオーダーを組む駅伝ですね。そのためできれば半分以上は下級生で組みたいところでしょうか。例年2人以上は初駅伝の選手を出走させてますし、田中純や久保田などのデビューや石田の駅伝復帰戦なども期待したくなります。

全日本大学駅伝に向けた課題

全日本予選で通過した前提で書きますがシード権をとるためには前回大会失敗した1区、2区、3区ですよね。何なら個人的には1区には出雲、全日本と箱根の1区で使いたい選手を使えばいいのかなと思います。あとは個人的には吉田周と岸本が6~8区のうちの2区間に入れると思うので7区にどの選手を置くのかだと思います。

箱根に向けた課題

箱根に向けた課題ですがまずは1区だと思います。5年連続で区間2桁で最後の区間1桁をとったのは2年生の時の西山和弥選手が最後とここ数年かなり1区で苦しんでいます。あとは5区山登りは課題だと思います。現状候補としては今年登った緒方と激坂王を走った馬場があがります。緒方は平地の走力を考えれば山のあの走りだと少し物足りなさを感じますから、できれば山登りは別の選手を考えたいところですよね。

キーマンとなる選手

キーマンはやはり石田洸介ではないでしょうか。スピードもピカ1で単独走もハイペースでこなせて、アップダウンも強いのでつなぎ区間などではかなりの武器になると思ってます。
あとはやはり緒方澪那斗のエースとしての本格化を期待したいですね。例えば全日本の2区は現有戦力の石田や小林といった選手たちはどちらかというと3区向きの選手たちだと思うのですよね。
あとは2年生世代では田中、久保田、馬場の3人はやはり期待したいですよね。田中、久保田はまず春のトラックで13分台、28分台を求めたいところです。

あとがき

今回は来季の東洋大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。個人的には優勝争いをできるチームだと思っていますしコーチも増えてもう一度鉄紺の復活を見たい気持ちでいっぱいです。
次回は國學院大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?