【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【国士館大学】

お待ちいただいた方、大変お待たせ致しました。今回の記事では国士館大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います。


箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路11位 5時間30分20秒
1区 山本龍伸   22位 1:03:10
2区 P・カマウ  17位 1:08:22
3区 生駒直幸   12位 1:03:45
4区 西田大智   10位 1:02:45
5区 山本雷我   7位 1:12:18
さて厳しい戦いが戦前予想されそれを覆した国士舘ですが、序盤は苦しんだのですよね。3年ぶりの1区を担当した山本龍伸は11㎞過ぎに遅れ区間ブービー。2区のカマウも後方からのレースで4人抜きを果たしますが区間17位に沈み昨年から30秒弱タイムを下げることに。その流れをうち消したのは新エースの3区生駒直幸でした。今年台頭した2年生は区間12位の好走で3人抜き中野翔太、伊藤秀虎らをかわして15位になります。4区の4年生西田大智も続きなんと区間10位で自信のある山へ。5区3年連続となった激坂王は区間7位で往路11位と大健闘を果たしました。

復路雑感

復路15位 5時間31分32秒
6区 勝部愛大 18位 1:00:47
7区 瀬川翔誠 11位 1:03:51
8区 生田目惇 13位 1:05:48
9区 川勝悠雅 13位 1:10:26
10区 鈴木伸弥 15位 1:10:40
復路を国士館は無難につなぐことができました。6区は昨年から候補に挙がっていた勝部愛大。ただ復路の中でこの区間だけはかなり苦戦しましたね。
60分30秒を越える形になってしまいます。ただそれをひきづらなかったのが今年の国士舘。そのあとの7区を走った瀬川翔誠は64分を切る快走を見せます。8区、9区を走った生田目惇、川勝悠雅も区間13位と無難な走りをみせ、10区の鈴木伸弥も70分40秒で走り近年で最も良い総合12位で走り切りました。

今回の箱根の総括

新エース生駒の台頭など明るい材料が出てきた共に5区山本雷我などが難易度の高かった要所を締めました。
この世代は2年生世代が非常に充実しているため彼らが上級生になる前のこの段階でのこの順位は非常に自信になったのではないでしょうか。

来季の目標

来季の目標はまず全日本と通過と箱根予選の上位での通過。箱根のシードだと思います。充実の生駒、川勝世代が上級生になり1つ本大会で形になる結果が欲しいところだと思います。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

国士舘の1つのポイントは1学年ごとにかなり人数が多いという特徴にあります。特にこの学年と、もう一つ下はそれが顕著であるといえます。
その中で新4年生にも重要区間を担当した選手やすでに数が多いのですよね。まずはピーター・カマウ。留学生としての面目躍如とまではいきませんがエースとして活躍しています。素晴らしかったのは箱根予選会。全体6位は見事といえます。
日本人の1番手は箱根4区を担当した西田大智。4区区間10位は非常に見h事といえ、ゲームチェンジャーとなった生駒の流れを押し上げる活躍をしました。あとは復路でも粘った選手が生田目惇と鈴木伸弥になりますか。ふたりとも区間中位と一定の走りを収めました。あとは予選会で走力は証明済みの渡辺大喜、全日本を経験した中島孔太や小林瑠偉など多士済々です。

新3年生

この世代も人数が本当に多いですよね。中心はチームの新日本人エース生駒直幸。全日本では振るいませんでしたが箱根は予選も本戦も大車輪の活躍を見せました。また1年生で10区を走り今年は9区の川勝悠雅、7区で63分台の走りを見せた瀬川翔誠、予選会で活躍した富岡晃世と予選会で出走の宮崎暖大、全日本を経験した岩下翔也と横田星那、激坂王で駿河台の倉島を上回った後藤天馬と本当に層が厚いですね。

2年生

この世代はまだ箱根予選や本戦での出走はまだありません。だからと言って谷間世代になりそうというわけではなくすでに29分台前半のタイムを持つ江上を筆頭に29分台を持つ浦出虎之介や山中寿世夢、世田谷ハーフで65分台を出した榎本青空などがいます。あとは上尾ハーフを経験した組も期待したいですね。

戦略

全日本予選に向けた戦略

さて全日本ですが層の厚さが1番の売りの国士舘としてはとりあえず前半の組にしっかりと主力を1,2組において2組までで通過圏内に行きたいですね。中島弘太、生駒直幸、川勝悠雅、西田大智、瀬川翔誠、小林瑠偉と選手はいますから、そのうえで3組が前回の様にスローになってくれたらかなり国士館に有利になると思います。

箱根予選に向けた課題

やはり先ほど挙げた日本選手6人とカマウを中心とした選手たちが勝負できることが重要になってきますね。カマウは先頭集団で6人は63分半を目安にしたペース設定、後ろの5人を65分目安にすれば余裕を持って通過することができるのではと思います。

箱根に向けた戦略と課題

箱根に向けてを語るうえで語らなければならない穴があります。そうです、過去3年山を駆け抜けた山本雷我の後釜です。過去3年すべて区間13位以内で駆け抜け今回は区間1桁で駆け上がりました。
ただ彼には後釜候補がいないわけではないです。というよりも国士館大学は山登り候補を作るノウハウがあり、鼡田章宏さんなど近年は山に優秀な選手を送り出しています。
その候補になりそうなのは激坂王で4位に入り、箱根5区区間5位に入った後藤天馬でしょう。トラックの成績に関しては5千が14分40秒台、1万は31分台、ハーフも67分台と走力的にはかなり厳しそうな選手ですが、かなり山登りを得意としていると感じます。ただ、箱根5区はかなり走力をもとめられる区間でもあるのでそこは伸びてほしいですね。
あとは現実的な選択肢としては走力は保証されてるのは渡辺大喜選手も持ち合わせていますので誰がえらばれるのか楽しみです。

キーマンとなる選手

さて国士舘の今年のキーマンですがまず真っ先に中島弘太と瀬川翔誠の2人を挙げたいと思います。現有戦力では珍しいスピードの選手達だと思いますので、この選手たちがも1皮むけて1区や3区で戦える選手たちになれば国士館としてはかなり上澄みを作れると思います。
あとは先ほど挙げた渡辺大喜と後藤天馬は活躍次第では来年の山登りを面白くしてくれる存在かもしれません。
あとはジンクス的な意味では10区→9区を走った川勝悠雅もキーマンになってくるかもしれません。

あとがき


今回は来季の国士館大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。
次回は中央大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。多分次回からは割と定期的に投稿できると思いますので次回の記事もよろしくお願いします。

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