【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【大東文化大学】

今回の記事では久しぶりのシード権を獲得した大東文化大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います。

箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路8位 5時間28分54秒
1区 西川千青 13位 1:01:57
2区 久保田徹 12位 1:07:35
3区 入濱輝大 16位 1:04:02
4区 西代雄豪 18位 1:03:39
5区 菊池駿介 4位 1:11:41
出遅れたくない1区2区は予選会で大方の予想通りチーム1番手2番手を並べてきました。その中で1区の西川は六郷橋までは粘りましたが六郷橋で転倒。前の集団と20秒差で渡します。2区の久保田は前の集団との差をキープしつつ失速した選手を拾う巧な走り走りで2つ順位を上げます。3区入濱は終盤ペースダウンしてしまい64分台。4区の西代は順位こそ2つ落としましたが実力は見せました。稼ぎ所の5区は菊池が71分台突入。6人抜きで8位になりました。

復路雑感

復路17位 5時間31分48秒
6区 佐竹勇樹   4位 0:58:24
7区 小田恭平   6位 1:03:27
8区 P・ワンジル 23位 1:09:40
9区 大谷章紘   9位 1:10:17
10区 佐々木真人  7位 1:10:00
自信があった復路は6区、7区の区間上位が取れる佐竹と小田で目論見通りぬけだし、11位と2分56秒差まで広げシードは安泰かと思われました。
しかし8区自信のあったワンジルがまさかの原因不明の失速で区間最下位。シード権外にはじき出されます。ここから前を追う展開になりました。
9区の大谷は粘りの走りを見せるも5秒詰めただけにとどまり、近くも遠いシード権。ただ10区の佐々木真人が区間7位の好走で2つ順位を上げシードに突入しました。

今回の箱根総括

ワンジル以外の稼ぎたい区間で稼いだ戦略通りの結果に収まりました。ただ稼げた区間が7区の小田と10区の佐々木真人以外4年生なのが気になりますね。
ただ2年でシードまでこぎつけた真名子監督の手腕は称賛されるべきですね。山も含めて課題は多そうですが辣腕に期待したいところです。

来季に向けての目標

来季は本当に久しぶりに3大駅伝のフル出場が確定しています。しかし卒業する4年生世代の2枚看板、久保田徹と菊池駿介は強力でしたのでまず狙うべきところは現状維持となる、全日本と箱根のシード獲得となるのではないでしょうか。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

この世代は1つの集大成となりますね。箱根1区を担当した西川千青はチームのエースですね。箱根予選では日本人4位と大活躍、来年は2区最有力候補でしょうか。
今年の箱根を経験した選手は小田恭平、佐々木真人、西代雄豪、大谷章紘ですね。大谷は下級生のころから長い距離で活躍し、2年連続で9区を担当。真名子監督としても確実に計算できる区間となってます。小田恭平、佐々木真人、西代雄豪は今年駅伝を経験。長い距離で計算できる選手になってます。
逆にワンジルは今年2回の失速があり成績が安定しない不安がありますね。全日本では実力を出せましたが箱根では計算しにくい存在になってしまっています。

新3年

この世代で唯一駅伝を経験しているのが1年生のころから28分台を記録した入濱輝大。全日本4区でもアップダウンに適応しましたが、箱根では2年連続で失速。スタミナ面に課題が残ります。
16人のエントリー入りしたのが赤星龍舞、照井海翔、松本雄大の3人。29分40秒以内を全員出しており3年目の飛躍が期待されます。あとは1年生のころから16人エントリー入りした小野翔太郎は復活が期待されますね。

新2年

この世代から主力に入ってきそうなのは棟方一楽。28分台も記録し来季以降の駅伝での活躍が期待されます。16人に入り込んできたの宮倉騎士、藤島幹大。宮倉は上尾ハーフで64分台をマークしました。
下りの候補として来年以降期待されるのは関東インカレ3千障害に出場した庄司瑞輝。真名子監督が是が非でも育てたい選手なのではないでしょうか。
1人も経験してないのは少し問題なので出雲から2人以上は出したいはずです。

課題

全日本大学駅伝に向けた課題

出雲で優勝を狙うことは考えにくいでしょうからここでは省略させていただきます。全日本でシードを狙うには1区から6区の間にワンジルが起用され好走する前提で考えると7区までに、シード権内になっている必要があります。そのため1区~4区に西川、入濱、棟方、小田を並べたうえで、シード権と1分以内に入れればいいですね。
あとは1区、5区辺りに新戦力を入れたうえで良い成績を残せたら良いですね。

箱根に向けた課題

箱根に向けた課題としてはまず山がまず挙げられますね。5区、6区両方卒業したために債権が必要です。6区の第一候補としてはやはり庄司瑞輝になるでしょうか。3千障害の選手は6区出てくること多いですからね。
5区はちょっと候補が浮かばないですが、ここ2年は平地の走力がある選手がえらばれていますから、もしかしたら赤星などが起用されると面白いのではないでしょうか。
あとは箱根で過去2年失速しているワンジルが頼れないので往路を走れる選手は増やしたいですよね。

キーマンとなる選手

キーマンとなる1人目は入濱輝大だと思います。過去2年は過去3㎞失速してしまいましたがスピードはありますしスタミナ課題の克服が重要な気がします。あとは棟方も世代のエースとして1本立ちしてほしい選手ですね。
あとはやはり2、3年生の層の薄さは非常に気になりますからここの突き上げは欲しいですね。


あとがき

今回は来季の大東文化大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。今年上級生が強い世代でしたから突き上げが欲しい。そんなチームの現状が透けて見えますね。
次回は多分ですけど創価大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。

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