【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【城西大学】

今回の記事では城西大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います

箱根駅伝雑感と総括

往路雑感


往路3位 5時間21分30秒
1区 野村颯斗   3位  1:01:26
2区 斎藤将也   8位  1:07:15
3区 V・キムタイ  3位  1:01:29
4区 山中秀真   5位  1:02:06
5区 山本唯翔   1位  1:09:14
往路はベストメンバーをつぎ込んできたという感じでしたよね。3本柱の山本、ヴィクター、斎藤に脇を4年生の野村と山中が固めました。斎藤、ヴィクターは力的にまだまだいけると思わせる走りでしたが、4年生3人の走りが本当に素晴らしかったですね。1区に入った主将の野村はハイペースで耐えきるどころか最後はレマイヤンを捉え区間3番は本当に見事でしたし4区山中は後ろからくる東洋の松山や國學院の辻原の追撃をかわし切り3位を固めると、5区の山本も”山の妖精”にたがわぬ走りで区間賞を果たしました。

復路雑感


復路12位 5時間30分56秒
6区 久保出雄太 13位    59:55
7区 林晃耀   5位       1:03:24
8区 小田伊織  17位  1:06:25
9区 平林樹   10位  1:10:20
10区 中田侑希  16位  1:10:52
かなり復路は粘り切った印象が強いのですよね。まず直近で28分台を出した桜井が欠場し駒不足での戦いを強いられることになりました。ただ前半は力通りの走りを見せます。久保出が60分を切る走りを披露すると7区の林は63分30秒を切る走り来季の往路に向けて大きなアピールとなりました。ただここからですよね1年生の小田伊織が実力通りの走りを見せると9区平林は少し厳しい走りながら最低限繋ぎ切り区間10位。10区中田も単独走で途中まで区間18位と苦しみながら後ろから東洋が迫ると意地を見せ3位を死守しました。

今回の箱根総括

今回の城西は非常に4年生に対する依存度の高いチームだったのですよね。鈴木健真や桜井優我の不在が余計に拍車をかけた感じがしますし、山本唯翔、野村颯斗、山中秀真といった1年生からチームを主力として支えた選手たちが多かった世代の中でいわゆる集大成となる年に素晴らしい結果を残しました。その中で往路は集大成、復路は来年以降を見せる路になったんじゃないかなと思います。

来季に向けての戦力分析と目標。

来季の目標

来年は96回箱根の予選落ちのスカウト入ってきた世代が4年生になり基本的には叩き上げの世代といえます。そのため逆算すれば躍進の継続よりも維持と次のサイクルの構築になってくるかなと思います。そのため来年の全日本、箱根はシード権を狙っての戦いとなるかなと思います。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

この世代の中心は箱根を走った平林、林、久保出ですね。それぞれが復路では頼りになる選手となれています。あとは16人エントリー争いに入りかけた伊藤大晴も来年は駅伝出走を狙う選手だと思います。あとは復活を目指す片渕大晴も下級生のころからチームの戦力となってきた選手であり注目です。

新3年

この世代が質・量ともに来季の主力といえる世代といえるでしょう。まず中心となるのは2区、3区をそれぞれつないだ斎藤将也とヴィクター・キムタイです。二人とも3大駅伝で区間賞を経験し学生でもトップレベルといえる存在です。もう一皮むけてほしいのは鈴木健真と桜井優我の2人でしょうか。二人とも1年生から箱根を経験しましたし下級生のころにだした成績は卒業する野村や山中と比較しても遜色ないと思います。あとは3000mSCの大沼も箱根6区だけではない活躍を期待されます。エントリー争いをしそうなのは浅井、小早川、樋口、古橋といったところでしょうか。城西が上位を維持するためにはもう一皮、受けてほしい選手たちがそろっているといえます。

新2年

この世代もかなり苦しんでいる印象がありますね。箱根を走ったのは16人エントリーも唯一の小田伊織。あとは全日本をエントリー入りした中島巨勢も戦力といえるのではないでしょうか。あとは世代TOPの記録で入学した柴田侑、上尾で65分台を出した福嶋留魁、水越蒼生辺りは出てきてほしい選手でしょう。

課題

出雲駅伝に向けた課題

出雲で成績を出すためには4年生と3年生でオーダーを組めば一定の成績は収められるはずです。ただ出雲は3大駅伝で唯一シード権がないためにある程度新戦力を試してくることも十分考えられるでしょう。新2年生新入生から複数出走をさせたいところではないでしょうか。

全日本大学駅伝に向けた課題

核の区間である1区~4区、7区8区にはキムタイ、斎藤、鈴木健、桜井、平林、林が入れるでしょう。あとの5区6区には久保出や小田も候補になりますし、2年生や新入生からもっと出てきてほしいところでしょう。

箱根に向けた課題

箱根に向けてやはり4年生の穴は大きいと思います。往路に出走した3人はいずれも区間5番以内で走り、そのためその穴を埋めることが箱根に向けた1番の課題になります。例えば激坂王の経験もある斎藤を5区にコンバートし2区にキムタイをコンバートしたとしても平林、林では埋まり切らないと思います。だからこそ5区の問題を解決することもしくは往路要員をあと3人作ることが必要になります。

キーマンとなる選手

キーマンとなりそうなのは選手ではまず新3年生の鈴木健真、桜井優我があげられますね。2人ともレギュラークラスですがあと一歩なにか足りないと思われます。
あとはやはり2年生の中で何人かが台頭しないといけませんね。穴となる世代ができるとどうしても再来年以降苦しくなってしまいますから。

後書き


今回は来季の城西大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。一つの集大成となった今大会を最高の形で終えることができましたが次のサイクルに向けて未知数な部分も多いので注視していきたいですね。
次回は東洋大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?