【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【創価大学】

今回の記事では創価大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います。


箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路7位 5時間28分08秒
1区 桑田大輔   2位 1:01:25
2区 S・ムチーニ 5位 1:06:43
3区 山森龍暁   19位 1:04:19
4区 野沢悠真   15位 1:03:03
5区 吉田響    9位 1:12:38
後続を考えると1区2区で前にいかなきゃいけなかった往路。1区を任された日本人エースの桑田はなんと区間2位の快走で100点満点の出来。2区のムチーニも67分を切って留学生の役割を果たし3位で2区を追えます。
ここからは耐える区間。3区を任されたのはこの1年チームを引っ張ってきた山森龍暁ですが気負いが力みに出てしまった序盤からペースがあがり切らず後ろから来た集団に抜かれてしまうことに。4区では今年急成長した野沢悠真は後ろからきた帝京に追いつかれるも粘りなんとか順位をキープ。
5区は区間新記録を期待された吉田響ですが雨によって体が冷えてしまい本来の実力から3分半ほど遅れてしまうことになってしまいました。チームも9分55秒差で実質繰り上げスタートのような形での復路スタートになりました。

復路雑感

復路7位 5時間29分13秒
6区 川上翔太  3位 0:58:15
7区 石丸淳那  8位 1:03:42
8区 小池莉季  15位 1:06:16
9区 吉田凌   15位 1:10:44
10区 上杉祥大  11位 1:10:16
3年間6区を担当したOBの濱野将基さんの後を継ぎ6区を担当した東海大OB川上勇士選手の弟のルーキーは自分のペースで山を飛ばし続け、区間3位の走りでシード権争いから抜け出します。あとを継いだ主力の石丸淳那は本調子ではなさそうでしたが、中大吉居駿恭を追いかける形で最後はペースが落ちてしまいましたが、粘り切りました。8区の小池は気負いが出たのか茅ヶ崎の通過TOPから遊行寺以降は失速。でも1年生ですし負担の大きい区間ですから仕方ない事なのかなと思います。9区を走った吉田凌も8区の失速により想定の位置でタスキを受けられずに力みが出てしまったのか70分半をオーバーする本来の実力とは程遠い走りでは在りました。
10区の上杉は前の明治を抜き前の帝京を視野に入れますが帝京も粘りを見せゴール。70分16秒は十分なタイムだと思います。

今回の箱根総括

今回の箱根では事前の懸念通り往路の選手の駒が少ないことが浮き彫りになったのと、稼ぎたかった5区で稼げなかったのが原因で3位争いに入ることができなかったですね。ただ2区と6区に計算が立ったことは収穫になりますね。

来季に向けての目標

来季の目標ですが出雲、箱根に関しては優勝争いをしながらの3位、全日本は3位以内を目指しながら安全シードを狙う感じになるかなと思います。
戦力的には下級生の方がかなり充実しているのでここからの躍進の足掛かりとなる年にしたいですね。ただ吉田響などがいるため下級生の成長次第ではは箱根は優勝を狙いたいところですね。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

4年生の世代ではW吉田が主戦を張っていますね。下級生のころから主力として活躍する吉田凌は今年出雲、全日本のアンカーや箱根9区に出場。前哨戦では、2つとも相手が位置が悪かったとはいえ東洋の梅崎に勝っているだけに箱根は実力通りいかなかったですね。東海大から編入してきた吉田響は前哨戦は駅伝男として活躍しました。箱根では振るわなかったですが本領は箱根ですし、W吉田の2人は来季リベンジしてほしいですね。
2人以外に28分台を持つ選手は藤ノ木丈と小暮栄輝です。2人とも駅伝経験はないですがトラックは強いだけにまずは出雲の出番をつかみ3大駅伝フル出場を果たしたい選手です。
個人的には野田崇央の最終学年には期待したいですね。10マイルだったりハーフマラソンだったりでの実績はロードでの強さを物語りますし面白い存在だと思います。

新3年

この世代は少数精鋭ですね。石丸淳那と野沢悠真は下級生のころから駅伝を経験、3年生となる今年は主力としての働きが求められます。
甲佐10マイルで活躍した竹田康之助は単独走や登りに自信があり後半区間での出走に期待がかかります。全日本を経験した山下蓮は11月に28分台をマーク。駅伝でリベンジしてほしい選手ですね。

新2年

この世代は質も量もあり1年生から飛躍してますね。1年生から駅伝を経験しているムチーニ、小池莉季、川上翔太、織橋巧の4人になります。4人とも来年は主力としての活躍を求められます。
28分台を持つ齊藤大空も駅伝デビューが期待される選手。甲佐10マイルで48分04秒は1年生では十分なタイムでロード力も期待でき、連戦も利くタイプに思えます。
甲佐10マイルで48分台をだした川田聖真もロードでの活躍が期待できる選手ですね。

出雲駅伝に向けた課題

創価の場合は出雲も順位を狙ってくると思いますので、出雲に関しても戦略を考えていきます。近年は3区に留学生を置いてますが1区石丸、2区小池の成長が継続すれば確実に上位をねらえるでしょうし、継続でいいと思います。あとは4区、5区に藤ノ木や小池、齊藤などトラック勢をデビューさせて上位に行ければ1番理想的だと思います。

全日本大学駅伝に向けた課題

全日本に向けてですが今年の全日本では序盤の出遅れを吉田響、ムチーニ、吉田凌の3人で何とか跳ね返してシードをとるのがギリギリだったのですよね。なので上位進出に向けては序盤の出遅れを解決しなければなりません。
そうなると1つ選択肢として挙がるのはムチーニの2区起用。過去数年7区に留学生を置いていますが、1区には下級生から上位取れそうな選手が複数人いますから、2区に留学生を置いて2区終了の時点で1号車が見える位置に入れれば確信をもってレースを進めることができるでしょう。幸い7区を担当できそうな選手も何人もいますから個人的にはその選択肢はありだと思います。

箱根に向けた課題

箱根に向けてだとやはり課題となるのは今年と同じ1区、3区、4区に置く選手たちの駒が少ないことが最大の課題に挙げられますね。2区は留学生が走るでしょうからそこを解決できれば優勝候補にすら上げれると思います。
ただ経験上往路の選手ってたたき上げで生えてくる例は非常に少ないので既存の主力選手のレベルアップに期待がかかります。

キーマンとなる選手

キーマンとしてまず挙げられるのは1年生から活躍していた石丸淳那と野沢悠真ですね。箱根に向けて先述した課題を解決するのはまずこの2人なります。2人とも28分台のタイムを持っており春頃にはこの2人が創価の日本人Wエースになるのではといわれていた記憶があります。上級生になる年ですし期待したいですね。あとは2年生ですでに28分台かそれに準ずる活躍を見せている川上翔太、織橋巧、小池莉季、齊藤大空らは1年生から活躍していますし。この中から往路を担える選手が出てきてくれると思います。
また8区~10区を担う選手として期待したいのは竹田康之助、川田聖真と63分台を持つ黒木陽向は成長に期待したい選手ですね。

あとがき

今回は来季の創価大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。主力級の選手たちの層を解決すれば優勝争いも狙えるチームだと思いますので楽しみです。
次回は大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?