【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【駒澤大学】


今回の記事では駒澤大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います

箱根駅伝雑感と総括

往路雑感


往路2位 5時間20分51秒
1区 篠原倖太朗 1位 1:01:02
2区 鈴木芽吹  2位 1:06:20
3区 佐藤圭汰  2位 1:00:13
4区 山川拓馬  6位 1:02:32
5区 金子伊吹  3位 1:10:44
歯が立たなかったという感じですね。山川が本調子でなく伊藤も使えなかった時点で厳しかったようにも感じますがそれでも太田があそこまで走るのは想定外だっただろうと思います。

復路雑感


復路位 5時間27分09秒

6区 帰山侑大  12位   59:53
7区 安原太陽  4位 1:03:13
8区 赤星雄斗  4位 1:04:49
9区 花尾恭輔  5位 1:09:41
10区 庭瀬俊輝  4位 1:09:33

今回の箱根総括

今回の箱根駅伝ではレース前の狙いとしては区間配置の狙いとしては1区で中大の狙いを先手必勝の狙いをつぶして他を30秒以上離し2区~3区で2位と2分程度離して5区で他の追撃を受けても終了時点で1分の貯金をもって復路に突入というのが狙いだったと思います。
それが3区で太田君の爆走により潰えて、往路を2分半程度のビハインド。ただ往路タイム5時間20分51秒は上出来ですし、足の不調で4区に回った山川以外は実力どうりの走りができたと思います。
また復路も6区は怪我明けのためか本来の走りができませんでしたが、7区~10区は本来の走りをしましたし、ある程度計算どうりだったと思います。

来季に向けての戦力分析と目標。

来季の目標

現実的な来季の目標としては3大駅伝で1冠と3位以内だと思います。今年4年生になる世代は叩き上げの世代で中心でエースの篠原も入学時からとても強かったわけではない中でエースになってきた存在です。また篠原と病気で退部を余儀なくされた佐藤条二を除けば箱根10区の庭瀬が3大駅伝初出走になったわけですからあまり高望みはできないかなとも思います。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

4年生はレギュラークラスはエースの一角の篠原倖太朗と箱根10区を走った庭瀬俊輝です。篠原は箱根2区でも66分30秒切り3区では60分切りを狙える選手です。また庭瀬もハーフで62分前半の記録を持ち安原、赤星と遜色ない実力を持っているはずです。また吉本真啓も世田谷ハーフで62分台とアップダウンでの強さを見せましたし箱根8区でも65分を切れる力は持っているはずです。あとは注目の存在となるのは直前期に自己ベストを出しまくった金谷紘大と3年生の時は結果を出せなかった亘理魁だろうと思います。金谷こそまさにこの学年を象徴する叩き上げの存在で亘理は2年生の時に大きく成長を見せました。彼らがどこまで駅伝メンバーに絡めるかは注目です。また箱根に6区の控えとして16人のエントリー入りした小牧もどこまでできるでしょうか。

新3年

3年生となるこの学年が戦力的には中心の世代になっています。3大駅伝すべてで主力区間を担った佐藤圭汰、山川拓馬、出雲全日本のつなぎ区間で武器になった伊藤蒼唯、箱根の6区を下り、5000mで13分30秒台を叩き出した帰山などがいます。帰山は昨年6区の第1候補になり今回の箱根はピークアウトで躓くことになりましたが。タイム的には帰山も十分戦力になるスピードは持ってますから戦力としての突き上げとしてはキーになってくる存在だと思います。

新2年

戦力的には来季キーになる世代ですよね上尾ハーフで62分台を出しエントリー入りした小山翔也、世田谷で63分台をだした小松聖、新谷倖生、村上響、
関東インカレでも主力種目で出走し出雲全日本でもエントリー入りした安原海晴を保有しており、高校の時から13分台を出した工藤信太朗もいます。
彼らの次上げ如何で3大駅伝ひいては箱根を狙える戦力になるでしょう。
できれば篠原、佐藤、山川、伊藤に次ぐ存在になってくれれば藤田監督としては助かるはずです。

課題

出雲駅伝に向た課題

1番駒澤がとる確率が高いのは出雲だと思います。1区、3区、6区を篠原、佐藤、山川が担えるでしょうから、あとは課題となりえるのは2区になるでしょうか。現在の実力から順当にいけば伊藤か帰山が担当するでしょうが、ここはやはり2年生、安原や小山らのうちの誰かがが担えるようになってほしいところじゃないでしょうか。

全日本大学駅伝に向けた課題

全日本は例年駒澤は得意としていますし優勝を狙える戦力ではあると思います。2区佐藤、3区伊藤、7区篠原、8区山川と配置すればそれぞれ区間賞を狙える存在でしょうし先行逃げ切りが強い全日本では1区次第では今年の全日本のような駒澤独走の方程式に持ち込むことができるでしょう。
つなぎ区間候補には吉本、庭瀬、小山がおりますからアップダウンに強そうな小松、新谷、村上やスピードがある安原などが成長すればさらに優勝を手繰り寄せられるのではないでしょうか。

箱根に向けた課題

箱根に向けては特殊区間はある程度計算できるでしょうから。もし優勝を目指すなら往路を走れる選手を2人、復路を走れる選手も複数人欲しいところでしょう。そのためにはやはり2年生の成長がないと不可欠になると思います。

キーマンとなる選手

キーマンとなるのはやはり2年生たちだと思います。特に名前を挙げるならスピードだけなら現在のSチームのポテンシャルを持つ安原海晴と小山翔也でしょうか。この2人は上級生になるころにはエースにならなきゃいけない選手だと思います。
あとは現在の主力級の選手たちの中では伊藤蒼唯もキーマンになってくると思います。彼がもう一皮剥ければかなり大きな戦力になると思います。

あとがき


今回は来季の駒澤大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。
選手層の大きな部分を占めていた4年生が卒業し、来季からは生まれ変わった駒澤を見ることになる中で、3大駅伝をどう戦うのか注目が集まりますね。
次回は箱根3位の城西大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?