中学生理科 化学分野のまとめ

今回は、小学校から一気に難易度が上がる科目の一つである、中学理科を解説していきます。理系科目超絶得意だった私が、誰よりも分かりやすく解説していきます。今回は化学分野です。

水溶液の性質

▼濃度の計算方法

(例)水100gに食塩50gが溶けている。この水溶液の濃度は何%?

(答)50÷(100+50)×100≒33.3%

(ポイント)
・水溶液の濃度=溶質のg÷溶液(溶質+溶媒)のg

溶液(溶質+溶媒)で割ることに注意!!!

▼溶解度

溶解度とは、「溶媒100gに限界まで溶質が何g溶けるか」という数値です。これは、温度によって変わりますし、また溶質によっても数値が変わります。
例えば、塩化ナトリウム(食塩)の場合20°Cだと35.8g、ミョウバンの場合20°Cだと11gとなります。

溶解度は普通、以下のグラフで示されます。このグラフを溶解度曲線といいます。

溶解度はミョウバンの場合、20°Cだと11g、60°Cだと57gということが上の曲線から分かりますね。

そして、限界まで溶質を溶かした溶液を、飽和水溶液といいます。

さらに、「塩化ナトリウムの場合20°Cだと35.8g」と述べましたが、同じ温度で水が2倍の200gあった場合、溶解度も同じく2倍になり35.8×2=71.6gとなります。

(ポイント)
・溶解度とは、「溶媒100gに限界まで溶質が何g溶けるか」という数値
・同じ温度で溶媒が2倍あった場合、溶解度も2倍になる

▼再結晶

再結晶とは、「溶解度の差を利用して、溶質を溶かされていない状態に戻すこと」です。

例えば、下の溶解度曲線で、ミョウバンの溶解度は温度によって差があることに気が付きます。

ここから先は

4,361字 / 12画像

¥ 1,280

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?