私の推し。


最近、推している人物について語りたい。
俳優の本郷奏多ほんごうかなたさんだ。
彼の存在は知っていたものの、大勢いる俳優さんの中の一人という認識だった。
実写版『鋼の錬金術師』のエンヴィー役と聞いて「おお違和感ないな!」と感嘆するぐらい。
今年の大河ドラマ『光る君へ』で花山天皇を演じているのも、あ〜イメージに合ってるな…ぐらいの感覚でニコニコ観ていた。

ある日、彼のYouTubeチャンネルを何気なく見つけてポチッとしてみた。
確か『さいあく』という名の動画だった。
すると本郷さんが、こちらを見ながら
「…最悪だ。」とスマホ片手に訴えかけてきたのである。
何でも、酒の瓶をスマホの上に落としてしまったらしい。
なるほどスマホ画面の上部が割れていた。
本人は「インカメが、死んでいる」と呆然としながらひたすら嘆き続けていた。


嘆き続けているにも関わらず、その容姿は端正でひたすらカッコよかった。愁いを帯びた表情は美しかった。愛嬌もある。何だ、この完成された画は…


この一分にも満たない短い動画がきっかけで、私は本郷さんのYouTubeに興味を持った。とりあえず他の動画も見てみることにした。
すると、本郷さんが視聴者から寄せられた質問に答えていくという、興味を持ち始めた自分に最適な動画を見つけた。


その一問一答形式の質問動画を見て、私は沼への第一歩を踏み出してしまったのである。
よかったら皆さんも視聴してみてほしい。
最後まで吸い寄せられるように見入ってしまうことだろう。

質問への簡潔、明瞭かつ切れ味の鋭い受け答え。
そして歯切れよく、聞き取りやすい声。視聴者との適切な距離感。テンポのよい編集。そこはかとなく漂う絶対的自信、しかもそれを手懐けており、視聴者に笑いを提供する為の材料にすらしている!

何という強者だろう…しかもこの動画達はすべて、奏多さん本人が企画・撮影・編集しているというではないか。


彼は多趣味であり、また、手先が器用でものづくりが好きらしい。
たとえば趣味の一つであるプラモデルなら、組み立てるだけでなく、独自の塗装をしたり、電飾をつけパーツを光らせたりしてカスタムするのだ。やすりでパーツを磨き上げたり、はんだごてを駆使する作業を見て、不器用な私はキュンとしたのである。


こんなに素晴らしい感性を持つ方だったのか…と、まあ、少し大げさだが、ショックを受けて好きになった。


…読み返してさすがに気持ちが悪かったので、この辺で終わる事にする。
本郷奏多ほんごうかなたさんのYouTube、オススメです。
現在の私の推しについて、語ってみました。


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