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“ハーフ”の子を持つ覚悟

こんにちは😊
今回は、将来もし私たち夫婦が子供を持つなら、
血筋的には「フィリピンと日本のハーフ」だ、という
私たち夫婦にとって避けられない現実について
話し合ったことを書きました。
「いろんな見方があるんだなぁ〜」と感じてもらえれば嬉しいです😊

本文スタート!

私の旦那さんは、フィリピン生まれ、カナダ育ち。
見た目はけっこう日本人(笑)
日本にいると、彼が日本人に間違われ、私が中国人に
間違われることも🤯ドウイウコト🙃(笑)

結婚した時、正直何にも深く考えてなかった。
結婚の許しをもらう時、
私の両親は意外とすんなりオッケーだった👌
お父さんなんて、愛犬を抱きながら、
「オッケー🙆‍♂️」ってカタコトの英語で快諾(笑)

私は本当に家族に恵まれていて、
父も母もすごくオープンマインド。
歳のわりには、人を判断したり、偏見で見たり、
そんなことはしない家族。

だから、私も自然と人を判断することがなくなり、
偏見や差別は無意識にしないよう心がけてる。
でなきゃ、フィリピン系カナダ人とお付き合いして、
何にも深く考えてませ〜ん、なんてことにはならないんだよなぁ〜😅(笑)

結婚して約一年。
そろそろ子どもも欲しいかなぁと彼と話ていたところ。
正直カナダで産むか、日本で産むか、
カナダで子育てするか、日本で子育てするか、
どっちでも良いと思ってたし、そんなに深く考えてなかった。(←え、ずっと考えてない?笑)

私の友人にもそんな話をしていたところ、
彼女から沢山アドバイスをもらった。

日本でのアジア人差別、フィリピン人差別と偏見。
生きやすいのはカナダだという意見。
彼が日本でどうやって稼ぐか。

色々悩んだ結果、彼に正直に話した。
どう思う?って、正直に聞いた。
差別の話なんてフィリピン人の彼を傷つけないか、
不安にもなったけど、聞かずにいれなかった。

話した結果、彼の方が覚悟を決めていたのがはっきりした。考えてなかったの、私だけ?(笑)
彼は、
「日本にフィリピン人への差別があることなんて100も承知だ。日本で差別を受けたことだってある。(←初耳)
日本でALTをすることが決まった時、母からは「気をつけてね。フィリピン人は見下されることもあるから。」
と涙ながらに言われた。」と教えてくれた。

「同時に、カナダにだって差別や偏見はある。
確かに生きやすいのはカナダかもしれない。
バックグラウンドを考えると、仕事にしろ、生活にしろ、学校にしろ、カナダの方が受け入れられやすいかもしれない。」(確かに、「日本人とフィリピン人のハーフです、あっ、ちなみに私はカナダ人です。」って🤯ってなるカモ笑)

「でも、自分の子どもがハーフである”利点”、将来の可能性の扉は絶対に閉ざしたくない。母親は日本で生まれ育った日本人なんだ。(はい、そうです。)それを自分の子どもから取り上げたくない。(確かに。)」

「将来、子どもが日本に住みたいと言えば、難なく住める子に育てたい。カナダに住みたいと言えば、難なく住める子に育てたい。その可能性を閉ざすことだけはしたくない。(私も同意、大賛成🙋‍♀️でもフィリピンに住む可能性はないのね🙃笑)」

彼は、どこに住むかはあまり関係ないと感じてるみたい。(収入面、度外視🙃笑) カナダメインで住んでもいいし、日本メインで住んでもいい。(フィリピンに住む可能性はない笑)
ただ、”どちらかの文化や言語を子どもに教えない”というのだけは絶対にダメ🙅‍♂️なぜなら、将来の可能性を閉ざすことになるから。

続けて彼は、
“Our kids are not welcomed anywhere in the world.
So what?
We will give them the world. We will give them the future.”
私たちの子はこの世界のどこからも受け入れないよ。
だから何だっていう?
それなら、私たちが自分の子どもに”世界”を与えるんだ。私たちが自分の子どもに”未来”を与えるんだ。

この言葉にはさすがにショックで
数日落ち込みました。(笑)
フィリピンとのハーフの子どもを産むって、
こんなに覚悟がいるのか…
世界のどこからも受け入れない、差別や偏見は避けられない。それでも自分の子を守っていく。

それでも、自分の子に自分の価値を伝え、アイデンティティをちゃんと育てれるようにしていく。
家族の絆が強くなければ、と再認識。

なんかそんな事を話していると、
本当に私は恵まれた環境にいたんだと実感…
カナダでも差別っていう差別、受けた事ないし。
(気付いてないだけかも?笑)
結婚する時、身内に嫌な顔する人、1人もいなかったし。
友達に嫌な顔する人も、1人もいなかった。

確かに、彼と生活をしてて、
日本とフィリピンの歴史を知れば知るほど、
よく結婚したな。(笑)と思う事実はたくさんある。

彼のおばあちゃんは、第二次世界大戦中、フィリピンで日本国家を歌っていた。(歌わされていた。)
目の前で日本兵がフィリピン人を殺したのだって目にした。

私のおばあちゃんだって、第二次世界大戦中に日本で
大変な思いをして生きていた。

嫌いあっても仕方がないと思うような歴史があるにもかかわらず、私たち夫婦はお互いを尊重し合い、カナダという全然関係のない土地で(笑)生活している。
「平和」が来たのだ、
厚かましいながらも、
私たち夫婦は「平和の象徴です🕊」なんて
ご先祖様に言えるのかなぁと考えたり。(笑)
(いや、むしろ反対されて勘当されてるだろうなwww)

なんの話だったっけ?笑

話はそれましたが、
私たち夫婦の覚悟は決まりました。
差別や偏見があっても、
将来、日本に住んでもカナダに住んでも、
自分の子どもを守る覚悟。

って当たり前か(笑)

彼はハーフではないけど、
フィリピン生まれ、カナダ育ちで、
偏見や差別、アイデンティティに悩んだ時期もあったみたい。ある意味、ハーフみたいな育ちだったのかなぁと。

彼の”家族とは”が心に響きました。
「私たち家族は、一つの”船”。
学校に行って、荒波に飲まれても、
他の国に行って、嵐が来ても、
“船”に帰ってくれば大丈夫。安心する。
そんな家族にする。」

まだ妊娠できるかどうかも分からないのに、(←えww)
覚悟が決まったお話しでした🙇‍♀️(笑)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊

Accept the things that cannot be changed, 
have a courage to change the things that
can be changed. (Paraphrased)
- Reinhold Niebuhr

変えることの出来ない物事を受け入れ、
変えることのできる物事を変える勇気を持ちなさい。
(言い換え)
- ラインホルド• ニーバー









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