ミレーナ３部作最終章。笑

③処女がミレーナを入れることと、その予後について。

私は、女性の避妊って、男性にコンドームをしてもらうことじゃなくて、自分で避妊の意思を物理的に示すことだと思っています。

コンドームは、使い方を間違っていたりサイズが合っていなかったりしたら効果を得られないし、
パートナーに「つけて」を強制するように伝えたり、それだけに頼るのは、なんか、結局お互いどうしたいっていうのが見えにくいと思ってしまうんです。

AVや漫画でよくある「ちゃんとゴムして……」とか「そのまま入れないで……」みたいなセリフ、あんなのダチョウ倶楽部の熱湯風呂「押すなよ……絶対押すなよ！？」と同じ効能を持っていると思っていますので。笑

え、何？君は、子供欲しいの？ほしくないの？感染症こわいの？こわくないの？みたいな。

「流れ」ってのがあんまり納得できない性格なのかもしれません。笑

なので、コンドームは性感染症予防、男性が避妊の意志を表現できるもので、
ミレーナは女性が避妊の意志を表現できるものだと捉えています。

頭の中を整頓して「私は避妊をしたい」と思ったので、ミレーナの装着に踏み切りました。

けれど、ネットで調べてみると、
「ミレーナの装着は経腟分娩経験者に限ります」と記載がある産婦人科も多い。

何も書いていないところもある。

ネットの情報じゃなくて、近所のブライトポーカーフェイスプリンスこと「かかりつけのお医者さん」に聞くべきだなこれはと。

～病院～

“ミレーナを検討しています”
“詳しく教えていただきたいです”

（未完成婚で処女だけど）先生に伝わっているからか、なんだか問診票も堂々と書けるようになった。

先生に相談したところ、

【メリット】
・子宮内膜を薄くするので、過多月経の改善が期待できる。
・私の場合は、過多月経なので、保険適用になる。

【デメリットと必要な知識】
・性交、出産の経験がない場合は、痛んだり、気分が悪くなることもある（子宮口を開ける施術をするときなど。そういう、反射があるらしいです）。
・装着後しばらくは出血が続く可能性がある。
・個人差があり、入れてみないと、どんな反応が出るかわからない。生理の有無と時期の予想ができなくなる。
・装着に失敗しても、お金がかかる。
（保険適用で大体１万円くらい）
・ミレーナをしていても、妊娠の可能性はゼロではない。

……てな感じでした。
しっかりたっぷりデメリットも説明していただけたので、不安が軽減しました。
あと、他の提案もしていただけたので（最近のピルはたくさんの種類がある、など）、比較して検討させてもらえたのもよかったです。

そして「たぶん痛いと思います」と言われつつ、
少し考えて「仮にうまくいかなくてもいいので、お願いします！」とお伝えしました。

……結果、なんだかよくわからんうちに、短時間ですんなり入りました。

たぶん先生がかなり上手な方、かつ、私の生理が重かったからか、

「あー、なるほどー、
なんか、たしかに、生理痛みたいな鈍痛はあるかもなあー」と思っていたら終わりました。

そんなに思っていたほど……というか、想像の３分の１くらいの痛み。
もちろん、個人差はあるのでしょうが。

信頼できるお医者さんにお願いできたので、リラックスできたのもよかった気がします。

そして、予後ですが、
「めちゃくちゃ快適！」の一言です！

まず、生理が軽い軽い。

体感、以前の5分の1くらいの出血。

生理用品、ほとんど使わなくなりました。

伴ってお金も、
以前なら月に2.5パックくらい（大体1000円くらい？）かかっていたのが、
給水ショーツと、月トータル３枚くらいのナプキンで充分になりました。
なので、ざっくり半額。

色んな意味でめちゃくちゃ軽い。笑

確かに、数ヶ月くらいは出血が安定しきらない感じもありましたが。
それをこえたら、すっかり楽々生活。
定期検診も問題なく。

あ、臭いは若干出た時期もありました。
膣錠をもらって、おさまりました。
（ミレーナのホルモンの影響で、生理前後など特に、膣内環境が変化するのが原因とのことでした）

それから、妊娠を想像してこわばっていた身体も、リラックスできるようになりましたし。

結果的にミレーナは私にとって、心強いお守りとなりました。