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社会人3年目が1年間リモートワークをした感想と気づき

こんにちは〜
PRの小原(こばら)です。

今回は当社がフルリモート勤務に移行して1年を過ぎようとしており、 せっかくなので勝手に若手社員代表として(もう若手とも言えないかもしれませんが)、社会人3年目の私の個人的な感想をまとめておこうと思います。

当社は昨年の4月の緊急事態宣言をきっかけに完全リモートワークを決定。既に開発部などはリモートワークを週に1度導入していたことや、クライアントへ配布する資料を除いて業務のほとんどがデータ上で完結していたこともあり、リモート化は比較的スムーズに移行が完了しました。

特に経験年数の高い方達はすぐにリモートワークに切り替えられていたように思います。ただ、私たちのような社会経験がまだ少ない若手社員は戸惑いの声もあり、自宅で出社時と同じように働けるようになるまで苦労しました。

リモートワークの魅力や利点は既に沢山知られているでしょうから、一年間での私の気付きや注意する点をまとめておこうと思います。


家では得られない刺激は確かにある

まず、一年経過して、リモートワークで働くことにはとても良い環境の変化だと感じています。

満員電車に乗らなくてもいい、人の目を気にしなくていい、作業が中断されることもない、どれも素晴らしい事ですよね。こういった事が無くなるだけでストレスもかなり少なくなりますし、自分のスキルアップのためのの勉強時間が増えたり、健康の為に運動を始めたりすることもできました。

ただ、私は元々インドアなこともあり、基本何も予定がなければ家から出ないことが多いです。リモートワークになってからは週に1回、スーパーに買い物に行くだけなんて事もままあります。

社員の方と雑談して仲良くなる、外に出て自分が住んでいる町にどんな人に暮らしているのか知る、季節の変わり目を肌で感じる、今まで当たり前すぎて考えもしなかった事が鮮明な刺激として感じられます。

その刺激自体に気付けた事は良かったのですが、自分をこういった刺激に日常的に触れさせる工夫をしていかないと、すごく狭い感覚知のまま日々過ごしてしまうことになるんじゃないかと不安になることもあります。上司や同僚とオンラインでも雑談する機会を持つ、感染対策をして友人と会う、たまには住んでる街を散歩する、など定期的に刺激に触れる機会を持つよう気をつける必要があると感じています。

自由に働くことのハードルは実際に高い

当社は専門分野のエキスパートが中途で入社している場合がほとんどです。自分の仕事領域に精通していて、どうやって成果を出していくべきか分かっている方にとってはリモートワークは自身の作業により邁進できる良い環境だと言えると思います。

私はちょうどリモートワークに移行したタイミングで映像制作を受け持つコンテンツ・コミュニケーション部からPR部に異動したので、業務の内容もきちんと把握しておらず、仕事の進め方なども把握できていませんでした。
そんな中でどうしていけばいいのか試行錯誤の真っ最中、上司の仕事の進め方を近くで見て学ぶ機会もなかったので、しんどかったというのも事実です。
自分より自立した働き方をしている社員を見て「私はこんな事で行き詰まってなんでこんなダメなんだろう、、、」と悩んだりしました。

もちろんそれは会社側も感じてくれていて、若手社員には悩みを相談する場所を提供してくれたり、1on1を定期的に実施してくれるなど様々対策をしてくれています。

上司と気軽に感じている不安や悩みについて話す場があれば、「これくらい自分で解決するべきだ」とか「こんな小さい事で悩んでいると思われたくない」とかそんな気持ちを捨てて相談する気持ちも必要だと感じています。


情報収集センサーは今まで以上に敏感にしたほうが良い

今まで会社にいれば自然と入ってきていた情報や、上司や先輩、同僚が教えてくれていた社内の情報が入ってこなくなる、これもリモートワークで起こりやすい事だと感じています。

全体集会や朝礼などで、業務上必要最低限の話はもちろん把握できると思いますが、それよりもっと小さい話はなかなか入ってきづらい。リモートワーク下であれば、Slackで自分のメンションがついているものにだけ気を配っているだけでは会社全体の動きを把握するには足りないのかもしれません。

他部署の交流の機会を設けたりすることで、自分の仕事にプラスになる情報が得られたり、同じ事で悩んでいる人と出会って問題解決のために新しいプロジェクトが始まったり、良い効果も期待できます。
実際、私もPR部で他部署とのオンラインのランチ会を開催したことで、PRできそうな案件に出会えたり、プロジェクトが新しく始まったりしています。

通知の来たSlackには自分に関係なくても目を通したりする事で「何かPRにつながる情報がないかな〜」と気にするように心がけています。忙しい中だとなかなか難しい事ですが、まずは気にかけるだけでもいいのかなと思っています。

自分の働く目的や目標を明確に把握しておく

オフィスは働く場所ですから、いい意味でそれ以外の事が制限されます。
どれだけやる気が出ない日でも、オフィスの雰囲気にいい意味で流されて、自然と仕事に集中していることもあると思います。
ですが、自宅はプライベート空間なので、遊べる、眠れる、SNSも見れる、誘惑はいっぱいです。オフィスとは違い、自宅内でプライベート空間と仕事空間を分けるなど、仕事モードに自分で切り替える工夫が必要です。

当社の代表との1on1で自宅での切り替えについて相談した時には「その後集中できて、きちんと期限を守れるなら別に昼寝2時間してもいいんじゃない」とアドバイスをもらったのですが、その通りだと感じていて、大切なのは仕事から離れてしまう時間があっても、その後きちんと仕事モードに切り替えることです。

小さな工夫もちろん大事ですが、私が一番大切だと思うのは会社のミッションと自分のミッションを、必要なら上司に相談しながら、明確にして自分が会社にどう貢献していくか把握しておくこと。そしてその根本は現状の自分がどんなキャリアを歩みたいのか、どんな仕事をしていきたいのかというビジョンがあること。

それがあるだけで、オフィスという仕事をするための場所がなくても、自分を指導してくれる上司がすぐ隣の席にいなくても、仕事に対する気持ちはかなり違ってくるんじゃないかなと思います。


まとめ

とても偉そうに語ってしまいましたが、私も試行錯誤中で未だに悩むことも、解決できていないこともあります。今後も色んな方の力を借りながら、解決に向けて向き合っていきたいと思います。

当たり前なんですが、働き方が変わるとそれまで当然のように手にしていたものがなかなか手に入らなくなりますよね。
だからこそ、手に入れられない物が本当に必要なのか吟味し、取捨選択をした上で、必要なものはどう補っていけばいいのか何をプラスしていくべきか、自分達で答えを見つける姿勢が大切だと思います。

それでは次回の記事で会いましょう〜!