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自立支援医療制度への申請と障害者手帳の交付


はじめに

この記事では私が申請した自立支援医療制度と障害者手帳の申請フローやサービス内容、実際のやり取りなどについて記しておきます。
まず、私は4月に発達障害の初診を受け、8月に自立支援医療制度の申請、11月に障害者手帳の申請を行いました。

自立支援医療

ちょっと正確な名称はなんともいえないのですが、私の住んでいる自治体では自立支援医療(精神通院)で通ります。医療費が1割負担で済みます。診察やカウンセリング、薬代などが馬鹿にならないので非常に助かります。

申請時期とフロー

自立支援医療は継続して通院が必要な人のための制度です。なので、数ヶ月は通院をし続ける必要があります。ソーシャルワーカーさんから言われたのは4〜5ヶ月。障害者手帳のためにまずは自立支援医療からという感じです。お医者さんに自立支援医療についての診断書を書いてもらい、行政に提出します。私の通院する病院の場合は、診断書をお医者さんにお願いしたら快諾しされ、窓口で申請手続きをするとソーシャルワーカーさんから説明を色々され、2週間くらいで郵送で送られてきます。それを行政の窓口に持って行って手続き完了となります。

実際の効力発生の時期

まず、ソーシャルワーカーさんには自立支援医療は行政での審査があるような話をされます。実際はそうなのでしょうが、お医者さんの診断書を持っていくと即OKみたいな感じになります。また、手続き完了から受給者証が届くまで2ヶ月くらいのタイムラグがありますが、行政の窓口で申請手続きを行なった申請書があれば病院や薬局の窓口に提出して即自立支援医療制度の受給を受けることができます。受給者証がなくても申請書があれば制度を受けられるというのが私の住んでいる自治体での話です。ただし、薬局の場合は受給者証がやっぱり必要で、申請書で自立支援医療が受けられるエビデンスにはなるが、一旦は3割負担で支払ってもらい後から受給者賞を見せればその分をキャッシュバックのような感じでした。この制度の申請で感じるのは、お医者さんからの診断書の力が大きいというところでした。


障害者手帳

精神障害者保健福祉手帳というのが発達障害者向けの手帳の種別です。等級は私の場合は3級なのですが、私の場合は定職についているので持っていてもあんまり使える部分がないというのが最初の結論です。ただ、私は他にも目的があって、自分の障害を他者からもわかってもらいやすくするというものがあります。私の場合ですが、自分について話すことが極端に苦手な特性があります。これについてはそのうちまとめますが、自分について説明する強力な材料として申請しています。
ただ、その後の結論として、私は結構普段の生活でも介助が必要なポイントがあって、その辺りのサービス利用に欠かせないものだな・・・と感じています。

申請時期と申請フロー

発達障害の場合の申請時期は、初診から6ヶ月経過するタイミングです。こちらもお医者さんに診断書を書いてもらうことからスタートなのですが、地域のソーシャルワーカーさんにも病院のソーシャルワーカーさんにも、私のように職についていて生活もなんとかなる人はまず手帳交付にならないという話を聞かされます。この辺りは後述しますが、病院の先生としては申請するのは権利だからということで診断書を書いてくれます。また病院の窓口で申請書記入とソーシャルワーカーからの説明があり、2週間くらいで自宅に診断書が郵送され、行政の窓口に申請に行きます。窓口では自分の名前と住所くらいしか書くところがないのですが、担当者からは審査があって落ちることがあると説明されます。ただ、ぶっちゃけ申請者本人ができることは何もなく、お医者さんからの診断書に書かれている内容が全てです。自身の困り事をしっかりとお医者さんと共有しておこくとが大事になります。ちなみに私が申請した時期は、申請から交付まで2ヶ月半〜3ヶ月かかると言われました。

障害者手帳交付と実際

障害者手帳交付の審査結果が通知されるまで3ヶ月かなぁ・・・と待っていたら2ヶ月も経たないうちに結果が通知されました。行政から文書で通知されるのですが、交付決定でした。11月初旬に申請して12月中旬ごろなので想像よりはるかに早かったです。ソーシャルワーカーさんからも窓口の担当の方からも手帳交付の審査は難しいような説明を受けていたのですが、お医者さんの診断書はその審査を通るのに値する重いものだったのかなぁ・・・と思っています。自分であれこれ申請書を工夫して書くとかではなく、ちょっとあっさりだったのですが、実はちょっと安心しました。自分は今の社会の中では健常なのかそうではないのか・・・中途半端な状態が一番脳みそに負担がかかる特性だからなのかわかりませんが。ひとまず交付決定の通知書と印鑑を持って窓口に行けば手帳を受け取れます。その際に手帳についての説明や利用できる福祉サービスなどについて色々と説明を受けられます。
手帳で受けられるサービスは色々あります。携帯電話の基本料や税金関係や公共施設の利用など色々です。ただ、ポイントなのは自分で申請しなければいけないところです。この辺りは介助してくれる方とも共有して忘れずに申請していく必要があります。税金の減免などは確定申告になるので、発達障害の特性を持っている方だと色んな意味で難しい可能性があります。手帳交付の事実と一緒に受けられるサービス内容は共有しておいた方が自分にも優しいです。

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