LARPは対人的なコミュニケーションを前提とした取り組みです。この取組には、「時間を共有する者同士として有意義な時間にしよう」という善意が前提とされていることが望ましいわけですが、そうではない状態に対する対応を主催者は身につけている必要があります。

LARP安全憲章の「精神の安全性」を互いに気を付けていれば起こりにくい問題です。が、未だLARPの認知度が低い現在、「精神の安全性」への配慮は大切であり、一度問題が起こると肉体の安全性とは別の意味で厄介な問題へと発展する恐れがあります。

そこで、今まで10年、シナリオのあるロールプレイングゲーム的なLARPを主催してきた中での経験を活かし、LARPにおいて発生するトラブルについて記載します。

※本文における『LARP』の記載は、ゲーム的なLARPを前提として発言しています。

トラブルメイカーを寄せ付けない予防術