見出し画像

テレワークしろというのに部下はなぜ出社するのか

今年の初めに「出社率7割減しましょう!」って緊急事態宣言下で政府の推奨していたのが懐かしい。(もちろん今もそうした方がいいですよ)
しかし、実際に達成できていた企業はわずか30.9%だったそうです。
中には「会社で仕事をしたほうが楽しい」などテレワーク推進に反対の声もあったそうです。なんやねんそれ....普段から思ってたんかい。ちなみに、タイトルの疑問の答え:

上司のせいだよ。以上

ということで今回は、テレワークしろって言ってるのにできない人たちをゆるくフォーカスしていこうではありませんか!(※テレワークできるのにその努力を怠っているの意)

忖度のため出社

質問:政府の推奨する「出社率7割減」に対して、勤務先の会社の出社人数の減少がそれを下回っている事実について、どのように感じますか。

回答
・70歳:会社でもコロナ感染対策が準備できているので下回っている。
・28歳:どうしても出社しないといけない仕事は仕方ないし、マスクなどの感染対策をしていれば感染は防げると思っている。
・50歳:しょうがないと思う。
・24歳:出勤しないと仕事にならない。
・67歳:テレワークが出来ない事が多い。
・52歳:会社の指示に従わざるを得ない。
・59歳:会社方針が曖昧で、きちんとテレワーク推奨を命令していない。生産性が落ちると判断している。
・44歳:不安でしかない。

⇨コロナがなかったらテレワークなんてしてません!出勤しないと生産性落ちるし、できない仕事があるし。会社がダメだって...なるほど。

質問:勤務先の会社での実現は現実的に可能だと思いますか。

・はい:54.7%
・いいえ:32.8%
・わからない/答えられない:12.5%

⇨5割の方は期待しているも、3割の方は期待していない感じが伝わってきますな。それよりもわからない12.5%のみなさんはもう会社の方針がはっきりしないとかそんな感じでしょうかね。

スクリーンショット 2021-07-06 20.56.29

「満員電車に乗りたくない」や「通勤時間がないことのメリットをとても強く感じている」のでテレワークをしたいと考えている会社員が80.3%もいます。なのになぜしない!答えは以下でしょう。

スクリーンショット 2021-07-06 20.58.55

これか........「テレワークの制度あるんだから無理に出社しなくていいよ。選択は自由だよ」って言われて「わっかりましたー!じゃずっとテレワークにしますね」って言える日本人の若手います?いないですよね。仮にいたとしても、上司がテレワークのツール使えないから(使う気がないから)結局、出社いないといけないのです。

「同調圧力」というハードル

上司「緊急事態宣言 出たよ!」
私 (テレワークか?)
上司「なので明日から…」
私 (テレワークか?)
上司「窓全開にするね」
私 「窓を全開にするね... ?????」
上司「明日からあったかくしてきてね!上着とか!」
私 「?????????」
めちゃくちゃ寒いんだが...。

笑ってしまいますが、これが現実なのです。

テレワークでできる業務であっても、組織としてテレワーク推奨を継続するというメッセージが明示されていなかったり、上司・同僚の出社により『同調圧力』が生まれたりして、不要な出社が増えているということです。

日本の雇用形態は欧米と異なり、従業員の職務範囲があいまいで、それぞれの関係性の中で仕事を進めてきたため、『同調圧力』が生じやすい特徴があります。『上司や同僚も出社しているから自分も』と本来テレワークしたくても、他者との関係で『心の足かせ』がかかってしまう状態です

「心の足かせ」を外すには

マネジメントが率先して宣言することです。「出社しません!」と。
以前、レノボジャパンさんの働き方を調べた時の記事に「役員、幹部社員は会社に来てはいけない」と決めていることを知りました。これくらいしないと部下は忖度から抜け出せません。出社する場合に上司の許可を得る『出勤承認制』を導入することも有効なようです。確かに、毎回出社していいっすか?と聞かれて毎回承認するのもめんどくさいですよね。(とはいえ、これもマネジメント側の意識次第で形骸化します。)

結局、マネジメント側もテレワークに課題を感じているのだと思います。実際にデータとしても出ています。

スクリーンショット 2021-07-06 22.13.03

リアルオフィスを再現できたら

確かにリアルオフィスで隣の席に座っていたら、コミュニケーション課題なんて感じないかもしれません。では、それが仮想空間という場所で再現できたらどうでしょうか。部下からしたら、通勤もなくなりストレスフリーです。それに育児や子育てなどに携わる時間も増えて満足度の向上は間違いありません。自分の都合ではなく、部下の働きやすい仕事環境を作るのが上司の役割だと思います。その通りだな、と思っていただけた方には、仮想オフィスRISAをぜひチェックいただけたら嬉しいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?