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そんなに弱くない

小学生の時。
寒い冬、休み時間が終わって校舎に入ろうとすると先生が「足を水で洗ってこいー!」と。昇降口前の足洗い場、冷たい水で洗っていくと……、授業中に足がポカポカ温かい。
後に、これが生き物の恒常性機能であることを知って感心したものです。

馬たちは寒い日でも日中は馬着は脱いで冷気に身体をさらします。
雨降る日も一度は外に出して雨を身体に当てさせます。
雪だったらなおさらです。
馬房に戻すと馬体から湯気がたって、まさに「生きている」。
外部環境の変化が刺激となって身体恒常性機能が活性化する。
馬たちも当たり前に生き物です。
だから生き物としての強さを維持させることに努めています。
健康にしてあげる、のではなく、健康を司る身体機能を活性化させる。
鍛錬されてもいくでしょう。

さて、人間の子どもはどうでしょう?
子どもは抵抗力がないから……、と寒くならないように衣服をたくさん着てカイロをたくさん持たせてもらっているけれど……、どうでしょう?一番の成長期だからこそ恒常性機能も成長し強まっていくはず。
そういう時期に、外部環境の変化を外部環境(衣服やカイロ)の対応で補いすぎていたら……、内部の身体機能は強くはならないのでは?
恒常性は生き物が生き物であるがための基本機能です。

薄着で活動するキッズがいます。
鳥肌立てながら「平気です」と活動しています。
見てるだけで寒いから服を着てくれと冗談でお願いしますが……^0^;
真冬でも半袖短パンで過ごす元気っ子。
今は少なくなりましたよね。

さてさて、地球未来を生きていく人類は……?


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