話が合うということ

興味のあることが一人一人違っていて、たまたま噛み合うことが話の合うということ。だと考えるのは少し単純すぎるだろう。

こんな広い、物事にありふれた世界で、思うところがあるものが一つか二つな人なんてそうそう居るわけない。日々色んな出来事に接し、色んな感情を抱いている。抱いた感情は、人に話したくなる。

でも、この人はどんな色の感情なら見せてもいいだろうか。この人には何色までゆるしてあげようか。どこまで自分を開けるかと、そしてどんな自分を開くかとの大きく二つのルールが支配している。

思い思いの絵の具を使って気ままに絵を描こうとしていると、突然イーゼルが畳み倒れて、そこで終わってしまうなんてこともある。ルール違反はとても怖い。

補色が鮮やかに映えるように、似た色が柔らかな温もりを与えるように、
組み合わせはきっと重要で話が合うってそういうことなのだろうか。

どうしても、まだ見たことのない色の組み合わせや混ざり方を見てみたいといつも思ってしまうのに、それはなかなか難しい。見つけたいな、新しい絵の描き方。

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