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的屋とイベント

暴排が決め手になってお祭りからことごとく的屋が排除されていった。
結果、お祭りというものが素人の手によるものに切り替わって面白くもワクワク感もないものになっていきました。
的屋は暴力団ではありませんが、ヤクザという括りで言えば同じ仲間。
そもそもは博徒と的屋がヤクザの原型ですが、今時は暴力団に変わり経済ヤクザが多くなりました。
的屋はバイ(商売)を打つのがシノギですがそのシノギを奪えば経済ヤクザになるしかありません。
それまではヤクザの仲間とはいえ、一番民間に近い存在でした。
お祭りも彼らが盛り上げていたような部分もあります。
衛生面などまだ何も気にする事がなかった時代です。
良い時代でした。
まるで無機質なただのイベントに変えてしまったのもまた民衆。
イベントとお祭りは全く別物だという事を理解しないとその根底の意味は理解できないでしょうけど。
広義で言えばお祭りもイベントの一つになるでしょうけど、そこにある精神性や民族形成の在り方が違います。
やはりお祭りはお祭りであるべきです。
元をただせばお祭りはお祀りでもあったはずです。
的屋の夜店と素人の夜店は全く別物。
資金が暴力団に流れるというのは立場や上納金の関係であり得ますが、他のルートからの上納金の方が遥かに大きいとは誰も知らないでしょうね。
祭りを盛り上げてくれた的屋がその形を変えて返り咲いてまた祭りを盛り上げてほしいものです。
今の祭りは面白くもなく、全く行く事がなくなりました。
一括りでは何も良い事は無いし解決できない問題だと思います。
古き良き祭りをもう一度・・・・・。

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