創りながら消えてゆくもの
生きているといろんな事が思い出になっていく
そしてその道程の中で
形ある思い出が年を見送る毎に消えてゆく
上書きではなくて完全なる消滅だ
ひと時の虹の色彩のように綺麗なのに
色を重ねることも無く消えていく
心の糧とは何だろう
淡く不確かな幸せと
消えてゆく幸せという名の確かな残像
命の折り返しの場所から失う事の方が多くなる
残された僅かな幸せだった時を食いつないで生きていくのだろうか
創れるものが消えてゆくものに追いつかない
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