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ワーグナー歌劇「トリスタンとイゾルデ」

ワーグナーの歌劇「トリスタンとイゾルデ」は、トリスタンとイゾルデが夜に密会する2幕2場が好きで、時間がないときそのシーンを繰り返し鑑賞しています。

特に、二人の二重唱である、
BEIDE
O sink hernieder,
Nacht der Liebe,
gib Vergessen,
dass ich lebe;
nimm mich auf
in deinen Schoss,
löse von
der Welt mich los!
「おお深くなっておくれ、愛の夜。生きていることを忘れさせておくれ。おまえのふところへ抱き上げて、世の中から解き放しておくれ。」から永遠と続くオーケストレーションがとても美しくて恍惚とします。

私は2幕2場は、イゾルデの
Doch unsre Liebe,
heisst sie nicht Tristan
und --- Isolde?
Dies süsse Wörtlein :und,
「ですけど、私たちの愛はその名も、トリスタン「と」イゾルデというんじゃなくって?こころよいこの言葉」という台詞が好きです。
undで私たちは結ばれているのよというのがなんだか可憐で切なく感じます。2幕2場は歌詞が禁断の愛の歓びに充ち満ちており、何度聞いても飽きさせません。

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