花水理夫(長野園)

当作品は、まだ4年目のべにひかりの2ndです。
今年は新芽がまだ小さいうちにウンカの加害を受けました。収穫した芽はウンカ芽特有の硬化が著しく、製茶にはとても気を使ったロットです。

ファーストノートはバラやチェリーのような華やかな蜜香、アフターノートに品種由来のメントール感がやわらかく続きます。

近隣に真面目で几帳面な吉田先輩、そして時々組長という雷の襲撃に遭う、特殊な環境に身を置く自分ですが、毎年ワクワクしながらシーズンを過ごしています。
今後も引き続き、気温、湿度、降水量、ウンカなど同じ品種でも毎年異なる条件の新芽を活かした「さしまらしい紅茶」をつくり出せるよう、取り組んでまいります。


茶師 花水理夫

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