見出し画像

GOODWEATHER#52 "TRAXMAN"

どうだろう、そもそも自分がシカゴハウスだ、シカゴゲットーだと衝撃を受けて夢中になったのは今はなき京都club mushroomで、1995年頃のDJ SNEAK来日公演を聴きに行って雷に打たれたような衝撃を受けてからだと思う。
それまではTRAXReliefも、もちろんdance maniaも好きだったが、自分がことさらゲットーテックを意識したのはそこだったと思う。
矢継ぎ早にレコードを置き、頭出しもそこそこにBPMを150あたりまで上げて繰り出されるほぼほぼサンプリング主体のハウスビートに、まさかその恩恵がNYCまで届き、ヴァンヘルデンハリーチューチューロメオ、さらには飛び火してダフトパンクベースメントジャックス、にいたるまで凄まじいポップカルチャーとTOP40に食い込むサウンドになるとは全くもって想像もしていなかった。

シカゴゲットーの歴史は何処にでも転がっているので各々がググってもらうとして、私がなんでここまで魅了されているかと言えば、そのサウンドの構成がビート主体であること。キック、ベース、サンプリングでOKだということ。
そしてこの所謂”ビートクラウド”が最大の特異性であり、ある意味全世界にあるハウスとビートを同時に産んだシカゴの最もスゴイ所、なのだ。
その頃、BPMをクッソ上げるという行為はテクノ、レイブ、ハードコアにも勿論存在し、そこにほぼ連呼しているだけのネタものゲットーはすごく相性がよかった、全く何も考え無しにこの何でもありが最高だと信じ切っている。

そして、なによりもお金のない若者には常に100円箱にはいっているゲットーテックほど嬉しいモノはなかった。
何回買ってもまともな盤がないダンスマニアやUCアクアブギーなんかを30枚ほどバッグにいれ、あとはそのBPMに合わせてなんでも早掛けすればオッケーだった、いやオッケーとしていた笑
勿論その頃にJITなんてジャンルは知らなかったし、後から知っても、「まぁそりゃやるでしょ楽しいもんな」で済ませていた。
そういうラフな関係でもOKなのが最高だと思っている。

でも歴史が重要な向きはいっぱいそういう話が転がってオルのでググってくれたまえw デトロイトとシカゴはきっとそういう懐のデカサがいいのだ。

さて、TRAXMANもそんなこんなで日本には結構来日している。
(DJ FUNKに至っては昔六本木のめちゃくちゃハイプなチャラ箱でも見たことがある笑 ギャルがしこたま踊っていた。そういうのが良いところなのだ!)
で、やっと名古屋にマンマな形で披露できると思っている。
全身全霊でブチアゲ高血圧パーティーがどれほど自分を救ってくれたかを
皆さんで共有して、すっきりと未来を心強く生きていきたい。
ゲットーというのはそういうポジティブで強いパワーであれと思う。
育ちや環境ではなく、心の拠り所なのだ。

TRAXMAN公演に合わせて、自分が考えるポジティブでゲットー、かつスカムな状況が最新のポップセンスに繋がるという希望を込めてブッキングしたのがこの状況ですが、どうでしょうか!?!?!?!
どうもこの最新のポップセンスという部分で何周遅れも日本は遅れていますが、今こそやっぱ何回も来日してタイトな関係を続けてくれているシカゴの生き証人に深いリスペクトと、我々がどうあるべきかを込めて
気合の水分いっぱいとってね!まだ残暑きびしいもんで!な内容です!
充分な栄養と睡眠、そして心を野太くもって遊びましょう!!!

GOODWEATHER#52 "TRAXMAN"
2023/08/SEP/FRI
OPEN22:00
ADV.3000YEN(1D付)
DOOR3500YEN(1D付)

TRAXMAN
殺沼蜘蛛助
DJ strawberry
CRZKNY
D.J.fulltono
DJ noonkoon
DJ hOLySHiT
64controll

チケットはこちら!https://goodweather.shop/items/64e34f61816e61002b6de5dc

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?