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Club Q オンライン勉強会 「第13回 愚者ときどき賢人かい(会)?ー散逸構造(逆説的な世界)Ⅱー(2022-5-10)」はいかがでしたか?

「感想」
今回は、山田 洋平さん(舞踊家)の感想です。

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創作活動をする人間としては、創作は分岐点との対話、と考えました。

舞踊では人の体を定数として扱う事が可能です。バレエなどはその最たる例です。オーディションの段階で変数をなるべく少なくし、作品の構造が安定するように創作する方法があります。

対して私が行う創作は、変数がなければ始まりません。身体・思想・専門などが異なる人間を集め作品という系を不安定にさせます。そこから大小様々な分岐点において対話を重ね、収まる処に収まり作品という構造ができあがります。作品ができたあとに作品を見直すと論理的に説明ができる秩序がそこに浮かび上がります。そんな時には自分が作品を作った気がせず、誰かが勝手に作ってくれたと思います。同時に誇らしい気持ちになります。

分岐点との対話は書道や陶芸でも存在します。墨の乗り具合、紙の状態、土の状態、焼き加減、多くの変数があり、その度に系は不安定になります。その不安定さの中から生まれた分岐点に立ち決断をして作品を作り上げていきます。分岐点での対話や決断が創作の本質ではないかと感じました。

今回のお話を聞いて、私は新しい眼鏡を手に入れた気分です。視界が鮮明になり、ぼんやりと見えていた風景の色と形が顕になりました。

皆さん、いつもありがとうございます!次回6月・・・は出張中の予定で参加できるかわかりませんが、楽しみにしています!


山田洋平さんの回答は以上です。ありがとうございました!

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