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車 vs 動物

動物愛護団体から何か言われそうな案件を一つ。

Q.
鹿に車をぶつけてしまった多くの場合、
どうなるでしょう?

A.
ほとんどの車が負ける。

なんて可哀そうなことを!
とか、人でなしとか言われそうですが、
野生動物ってそんなに柔じゃないですよ

人間の都合で飼育されるペットと同一視は止めましょう。
*異論があるのは解ります

夜間の田舎道とかって、本当に何も見えないんです。
車をハイビームにしても、
曲がりくねった山道においては無力です。

飛び出してくる猪、鹿、熊。
圧倒的な強者は彼(彼女)らであり、
車はどちらかというと弱者です。
*大型車はそもそも車幅で道が走れなくなるので田舎道では除外です。

イタチだとか狸だとか犬、猫みたいな小動物であれば、
車側が確かに加害者となるでしょう。

ですが、鹿や猪相手にぶつけてしまった場合、
車の全損を覚悟することになります。
鹿は小鹿でない限りピンピンしてます。

クラッシャブル構造で潰れて守る事が前提の車ではほぼ勝てません。

命を守るという意味では、
運転手も動物も命が守られていいのかもしれませんが、
衝突の衝撃から立ち直った後の時間は頭を抱えるほかありません。

ええ、筆者も一度やってしまいました。
道路の法面から飛び降りてきた鹿を避けきれませんでした。

頭が真っ白になりますよ。
反射的にブレーキを踏みつけてハンドルを切ってたみたいですが、
真ん前に飛び降りられると、
避けられるものじゃありません。

気が付いたら知らない人間に囲まれて、
見事につぶれた愛車を拝むことになりました。
*コンパクトカーだったので、レッカー移動でした

当てた鹿はというと、
当たった瞬間は進行方向に飛ばされていたそうですが、
すぐに立ち上がって法面を上がっていったそうです。
*後続車のドライバーさんより

警察の方も来られていましたが、
「災難だったねぇ」
と苦笑いされていました。

まぁ、猪の場合も似たようなものです。

あっちは下手するとこちらに向かって走りこんできますので、
余計に危ないですね。

家の前の山道で、
何度となく睨めっこやお見合いを繰り返したものです。

パッシングしようが、
ニュートラルに入れてエンジン吹かそうが、
クラクション鳴らそうが逃げません、
音系は下手したら威嚇と勘違いされて走り込まれます。

普通に大人の腰ぐらいまで高さのある個体がごろごろしてますので、
当たると普通にエアバック出ちゃいます。

なんとも困った環境ですが、
人間が後から入ってきたので文句を言うのは筋違いです。

今日も今日とて、
のんびりと立ち去ってくれるのをスマホをいじりながら待つのみです。

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