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大谷翔平はどうなる??2024年日本人メジャーリーガーの成績予想

打率.266 HR103 打点116 長打率.547
29先発 14勝8敗 防御率3.74 投球回数188

 これらは何の数字だろうか??

 2024年にドジャースでチームメイトになる大谷選手、山本選手の2024年の成績予想だ。MLBには数多くの成績を分析するサイトがあり、そのうちのいくつもがシーズン開幕前から各選手の当該年の成績を予想している。その代表的なものがFan Graphsである。
 2人の主要指標につき、2024年の予想と2023年の実績を比較する。なお、大谷に関しては打者としての成績に絞り、山本の2023年成績はNPB時代のものとなる。

【大谷】
打率:.304→.266
HR:44本→39本
打点:95→116
長打率:.654→.547

【山本】
先発数:23→29
勝利:16→14
敗戦:6→8
防御率:1.21→3.74
投球回数:164→188

 大谷に関してはMVPを獲得した2023年の反動が来るのか打率やホームランは低下するが、打点の数は増加する予想だ。ドジャースに移籍して周囲の打者が前年に比べ強化される影響もあるかもしれない(ただし、予想がそこまで反映したものかは分からない)。山本に関してはMLBに入って試合数が増え登板間隔が短くなることが反映され、NPB時代に近い勝ち星を残すとみられている反面、防御率はNPB時代よりはさすがに悪化する予想になっている。ただ大きな故障なくローテは守り切る予想だ。

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 他の選手も含めた日本人メジャーリーガーの2024年の成績予想は以下の通り。
【野手】

(2023年との比較:成績が伸びる項目は黄色)

【投手】

(2023年との比較:成績が伸びる項目は黄色)

 聞きなれない項目もいくつかあるが、今回はそのうち1つ「WAR」に触れておきたい。この定義は以下の通り。

打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標である。同じ出場機会分を最小のコストで代替可能な控え選手(リプレイスメント・レベルの選手)が出場する場合に比べてどれだけチームの勝利数を増やしたかによって計算される。

(出典:https://1point02.jp/op/gnav/glossary/gls_explanation.aspx?eid=20031)

 要は、チームへの貢献度を示す指標で、ポジションが異なっても選手のタイプが異なっても比較可能なことから、セイバーメトリクスの貢献度評価指標としては究極的なものとされる。
 日本人選手で比較すると、上位から以下の順になる。
 1:大谷(3.9)
 2:千賀(3.3)
 3:山本(3.0)
 4:今永(2.9)
 5:鈴木(2.4)

 今季からMLBでプレーする山本、今永の両投手が高い指標である一方、千賀投手がこの2人を上回っている。
 上記はあくまで予想。実際の成績は当然これから変わってくる。
 なお、FanGraphsサイトでは、他の予想者による成績の予想も掲載している。例えば大谷の場合、打率は.259~.295、打点は99~129、WARは3.3~5.2と幅がある一方、ホームランは38~40本とどこも同じ数字が予想されている。

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