2023年のMLB新人王の発表が現地時間11月13日にあり、以下に決まった。

AL：ヘンダーソン（BAL）
560打数143安打　AVG.255　OBP.325　OPS.814　HR28　打点82　盗塁10
NL：キャロル（ARI）
565打数161安打　AVG.285　OBP.362　OPS.868　HR25　打点76　盗塁54

　おめでとうございます！
　どちらも、新人としてはすごい数字。中でもキャロルは、例年なら盗塁王に輝いても不思議ではない盗塁数を残している。
　MLB新人王投票は、両リーグごとにMLB球団のある15都市から1都市2人ずつ、計30人の記者の投票で決まる。1人あたり1位票～3位票まで投じる。1位票5ポイント、2位票3ポイント、3位票1ポイントがあり、合計ポイントの最も多い選手が新人王になる。ヘンダーソン、キャロルとも、1位票を30ずつ集める満票での選出となった。
　この種の投票は、2位以下の表の分布、どのチームの被投票者数や獲得ポイント数をみるのも面白い。2位以下も含めた全投票結果は両リーグで以下になった。

　チーム別のポイント数は以下の通り。投票を得た選手がいないチームは記載していない。なお、ALはBOSが2人、NLはCINが3人と複数の被投票者がいた。
【AL】
BAL 150
CLE 67
BOS 25
TEX 16
HOU 6
MIN 2
NYY 1
【NL】
ARI 150
NYM 71
LAD 20
COL 17
CIN 5
MIA 1
SF 1

　各記者の投票の詳細は、以下の全米野球協会（BBWAA）のHPに載っている。
【AL】
https://bbwaa.com/23-al-roy/
【NL】
https://bbwaa.com/23-nl-roy/

　全体に票が固まった今回の得票、あえて特徴を挙げれば、CINに3人得票者が出たことだろうか。CINの3人はいずれも内野手。最後までポストシーズン争いに絡むという今年の成績向上に貢献した結果が現れている。