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第七芸術 彷徨の旅

〜ワンパーソン特集・三谷幸喜で彷徨の旅〜
毎週日曜日はテーマを決めて映画の感想をご紹介していきます。ぜひ、あなたのおすすめの映画も教えてください!今回はワンパーソン特集・三谷幸喜で彷徨の旅です。喜劇作品や一人ひとりのキャラが際立つ作品が多いため、小さい頃から好きな監督です。そんな中からオススメの作品を3つご紹介します。

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1. ザ・マジックアワー(The Magic Hour)
2008年公開の日本映画。マフィアの愛人に手を出した主人公は、見逃す条件として伝説の殺し屋・デラ冨樫を連れてくるよう命じられるが見つからない。苦肉の策として売れない俳優・村田を撮影と騙してデラ冨樫に仕立てようとするコメディ映画です。
小学3年生の頃映画館で鑑賞したのですが、その当時から変わらず好きな作品です。滑稽ながらも大真面目な人々のすれ違いがとても面白いです。

2. THE 有頂天ホテル(The Wow-Choten Hotel)
2006年公開の日本映画。伝統のある「ホテル・アバンティ」で大晦日に開催されるパーティーを成功させるため支配人は奔走するが、数多くの訳あり客たちとのトラブルに振り回されるコメディ映画です。
大晦日特有のなぜか豪華な気分を反映させたような豪華なキャストが、個性豊かな人物たちを演じていていつまでも飽きません。それでいて物語が一つにまとまっていく感覚もあり、とても面白いです。三谷幸喜作品には他の映画で登場したキャラクターが出演していたりもあるので是非探してみてください。

3. 三谷幸喜「大空港2013」
2013年公開の日本映画。羽田着予定の航空機が天候不良のため急遽松本空港に着陸することになり、グランドスタッフの大河内は出発まで乗客たちの面倒をみることになったが、一風変わった乗客たちの対応に四苦八苦するコメディ映画です。
まずワンカットで撮影されていることに感激します。だからこそ映画の中のキャラクターと同じ時を過ごしているような感覚になり、さらに個性の強い人々に振り回される気分になる面白い映画です。

いかがでしたでしょうか?三谷幸喜作品は、脇役のキャラたちもとても濃い雰囲気を持っていて誰もが世界であるようで好きです。来週は夫婦のすれ違いを描いた映画で彷徨の旅です。今年は暑すぎた夏だったため、これからが蚊の襲来となりそうらしいですよ。お気をつけてまた来週!

※あくまでも一個人の意見であり、価値観は千差万別

△『THE 有頂天ホテル』は本来はTHEの後がウなので、ジ(the)なのですが、英語表記でWow-chotenとなったので、ザと読むそうです。面白い!

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