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大人の遊学 イギリス滞在記②

単なる観光旅行でもなく、かといって若いころのような留学でもなく・・・
50代を過ぎたこの年代だからこその、知的な海外旅行「大人の遊学」そんな旅を企画して、実際に自分自身が体験してきた記録を残します。
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②ロンドン~イーストボーンへ
 (B&B、ウエストミンスター大聖堂~ビッグベン)
 (southern列車で90分、タクシーでホームステイへ)

翌朝、8時半~朝食というので早速ダイニングへ行ってみると、さすがに安宿B&Bなので若い子ばかり・・・。
シンプルで清潔なダイニングには、カウンターに並べられたシリアル、デニッシュ、果物、ヨーグルトなどをそれぞれ好きなものをとってきて席で食べる形式。

シンプルにカスタマイズされたカウンター

飲み物もいろいろあって、私はオレンジジュース、バナナ、ヨーグルトと食パンをトーストしてチーズとハムをのっけていただき、最後にコーヒーを飲んで終了。

午後は友人の家へ行くことになっていたので、9時過ぎにチェックアウトして、荷物を預かってもらい、周辺の散策に。
朝のうちは風もすこしひんやりしていて、歩くには気持ちいい空気。

B&Bの立ち並ぶエリアを抜け、ウエストミンスター大聖堂を目指して歩くと、讃美歌が聞こえてきたので、小さい入り口をとおって中へ。

日曜の朝なので大勢の人が席についてミサが始まるのを待っていました。
私も入ってすぐの席に腰かけてしばし天井や壁面を眺めて、何枚か写真を撮ったりして、正面入り口から出ていくと、撮影禁止の張り紙が目に付いて(もう撮っちゃったし!)ドキドキ。
おとがめはなかったので、許してもらおう。

荘厳な装飾の教会内部

そこからビッグベンまで、大通りを徒歩で散策。
このあたりは以前に来た時にも歩いたことがあるなぁ、と思い出しながら、セントジェームズパークのほうを通ってビクトリアまで戻り、11時半の電車でクラッパムジャンクションへ。

ビッグベン テムズ川にかかる橋から全景を


画像1
こんなルートで約3キロくらいを1時間半ほど歩いてきました。

クラッパムジャンクションは、中学時代からの友人で今回の大人の遊学のロンドンでのパートナーが、再婚して住んでいる町。
ビクトリアからは、オーバーグラウンド(地上の電車)で一駅、5~6分。
降りてみるとホームがたくさんあり、意外に大きな駅で出口も二つ。
どちらに行けばいいのか、LINE通話でききながら、カフェネロの前で待ち合わせ。

駅前で落ち合って、スーパーM&S(マーク&スペンサー)でちょっと買い物をして、徒歩10分ほどのお宅へ。

私からは、日本の食材(だしやこんぶやのり、ヒジキなどの乾物やおせんべい、羊羹などなど)をカバン一杯にもって行ったので、それを渡せてまずは一安心!
まさに肩の荷が下りた感じ!

テラスでランチ。風が心地よい!
さまざまな花や植木でにぎやかなガーデン

チキンと新ジャガイモのロースト、ほうれん草のソテー、マッシュルームのクリーム煮などを作ってくれて、テラスで美味しくいただきました。
飲み物は、PIMMSというカクテルリキュールを勧められて、イチゴやサクランボ、キュウリやミントなどなど色々入れて炭酸で割って飲むととてもおいしいお酒でした。


楽しい時間は、アッという間。
15時ころ、そちらをお暇したら、またビクトリアへとんぼ返り。
ホテルに戻ってスーツケースを受け取り、イーストボーン行の電車に乗るため再び駅へ。荷物はビクトリアの駅でもあずかってくれますが、3時間までが12ポンド。3時間を超えると24ポンド(4000円くらい)と、ちょっとお高め。ホテルが徒歩5分ほどのところだったので、そこは節約!

ビクトリアステーションの入り口(正面)

念のため乗り場を確認しようと電光掲示板をみたら、「調整中」になっていて、改札前は人があふれていました。
そのうちに、私が乗ろうと思った電車の出発時間と出発ホームが表示されたので、16番線から乗り込みました。
電車はかなり年季が入った感じ、ボタンを押してドアを開けて乗り込みます。少しすると自動的に閉まります。

ビクトリア駅 プラットフォーム

イーストボーンまでは、SouthernというNational Railway(日本でいうところのJR)で90分ほど。
ロンドン市街地を抜けると、田園風景が広がり、牧場で羊や牛がのんびり草を食べていたりして、どんどん田舎に向かっているかんじ・・・
途中ガトウィック空港を通り、どんどん海沿いに向かいます。

地図で見るとこんな位置関係

イーストボーンには18時すぎに到着。
駅前は、あまり賑わいもなく(どちらかというと閑散としていて)、タクシーを探してうろうろ・・・

イーストボーンの駅舎


降りたところから少し離れたところに乗り場を見つけて、ホストファミリーの住所を示して、乗り込んだ。
料金は、6.7ポンドくらいだったので、現金で支払おうとお財布にあった10ポンド札をとり出すと、「これは使えない」といわれ(古い紙幣は使えなくなっているみたい。今はプラスティックのお札)カードにしようと出すと、めんどくさそうに機械を取り出し始めたので、羽田で両替してきたピンピンの20ポンド札で支払うことにした。

ホストマザーは、スーザンという66歳のもと美容師さん。
今は一人でペルシャ猫のデュークと暮らしている。

デュークは7歳のオス。気まぐれだけど青い目がかわいい。

私のほかにもう一人、ドイツからの68歳の男性マイケルという先客がいて、明日からクラスメイトだという。
彼がスーツケースを私の部屋まで運んでくれて、荷ほどきする間もなく、早々に晩御飯。

サラダ、チーズ、ハム、キッシュというワンプレート

食後には、アイスクリーム。すごいボリュームでびっくり!

甘い~!さらにイチゴソースがかけられてる・・・💦

その後しばらく3人で歓談して、翌日からの予定の確認や、学校までに行き方などを教えてもらい、翌朝は7時半に朝ごはん、8時にでかけるよ、ということに。

食後に、マイケルが、ビーチまで散歩しないかと誘ってくれたので、ちょっと出かけることに。
彼は、会社経営をしていたけれど2年前に事業譲渡して、今はフリーになっているそう。孫と遊ぶのが一番の楽しみらしく、孫の話で持ち切り・・・
もともとはパイロットで、テキサスの米軍にも2年間いたのが、英語を学びなおしたいと思ったきっかけなのだそう。
私も米軍には友人が何人かいることや、テキサスにも友人がいたよ、という話で結構盛り上がりました。

ホームステイ先のそばにあるPrinces Park

さて、明日からいよいよスクールが始まります。50過ぎての留学。いったいどんな体験ができるのか?本当にワクワクしながらベッドに入りました。

大人の遊学 イギリス滞在記③に続きます!

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