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自分を守り,冷静になる ~推し本紹介~

Noteを更新したかったのだが何を書けばいいか全くわからなくなってしまった。
路頭に迷ったときに読みたい本があるので今日はその感想を書こうと思う。
それはこれ↓

しぬやめ 感想文用写真

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』
なお公式に許可を取っているわけでないのでリンクを張るのは避けようと思う。

ちなみにキノコ形態で動き回っているツイッターの世界において,自分は毎年新社会人がデビューする時期になるとこれいいよと勝手に推し本tweetしている。

どんな社会人研修よりも,どんなマナーよりも,社会で生きていくのに覚えておいたほうがいいことが書かれている。こんな有益な本が本体価格1200円(税別)!主観だが,はっきり言って自分が受けたどの研修よりも有益だと思っている。そんなものが初任給を考慮しても捻出できる額のお金で手に入るのだ。買って,そして読んで損はない!

ここまでビックリマークをつけすぎるとアフィリエイトの類と勘違いされてしまう。断っておくがこれは公式の広告ではない。広告みたいになってしまったので,ここからは言い訳のごとくネタバレにならない程度に感想を申し上げようと思う。

気づかされた「優先順位」

自分は学生時代ほとんどの期間を部活に費やしていたのだが,その際に「ブラック」な根性が身についていることを気づかされてしまった。どんな部活生活をしていたかは以下の記事を読んでいただければと思う。

部活をやっていた時代,自分で自分をしっかり追い込まないとほかの人に置いて行かれる,周りから浮く,周りに攻撃される,ステージに立てなくなる…そんなプレッシャーが常日頃あったように感じる。

周りに気を配ることを第一に考えさせられ,他人に翻弄され,自分より他人を優先する生活をした時期,逃げ場のない日々を送っていた期間が長かったため「自分の命,生活を第一優先に考える」という考えが全く身につかなかったのだ。

こんな日々を選んだことも自分の選択ではあったのだが,それでも自分優先の考えが自分にとって大切なものだと実感するまでは長かった。

自分優先は悪いことではない

部活をして,体を壊して,この本を読んでやっと気づいたのが「自分を優先することは悪いことではない」ということだ。

それまでは自分を優先することは悪いことだと思っていた。体調を崩し休もうとすると「体調管理がなってないからだ!」,調子が悪く任意の準備に行けないと「ほかの子は来ているのに…」と嫌味を言われた。
自分を優先して課題に取り掛かると周りから執拗に嫌味を言われる生活。組織がうまくいくようにするためには自分優先ではいけないと常々教えられた。

こんな生活をしていればそりゃあ,自分を優先する輩が許せなくなってくるのはある種当然のことだ。自分には自分を優先することが許されていないのだから。

しぬやめ 感想文 資料

この本と出合わなければ,こんな森の中で路頭に迷うような生活をしていたかもしれない。しかしこの本と出合って「自分を優先することで周りの人と一緒に助かる」という考え方があることを知った。自分と他人をしっかり優先すること,自分を大事にすることとと他人を大事にすることは両立することを学べたのだ。

自分を何よりも優先

何よりも自分を優先する,というと究極のわがままに感じるかもしれない。しかし本来自分の命は自分で守るものなのだ。そして自分が傷つこうがだれも責任は取らない。ならば何より自分を優先しても文句は言われないのが本当だろう。この本を読んでようやく,そのことに気づいた。

まだまだ他人を思いやれる余裕を持つには時間がかかりそうだ。

このことを学ばせてくれたこの本には感謝しかない。学生時代にこの本にあえて本当に良かった。


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