ある日のこと。
製作がひと段落して買い物に出かけたSee May Jackは唐突にこのようなことを考えた。

「塩焼そばが食べたい。」

唐突すぎないかと突っ込まれそうだが，思ってしまったのは仕方がない。

というわけでその日の夕飯で塩焼そばにありつくまでのことを書いてみた。

注：アイキャッチの焼きそばは自分が作ったものではありません。
悪しからず。

麺はどうする？

実はそのスーパーは前の週まで焼きそばの麺を大量に売っていた。多分セールか何かだったのだろう。そのためそれがまだ続いていることを期待して売り場に行ってみたのだが。

……どこにもない。

綺麗に売り場が並べ替えられていた。おかげで塩焼そばは隅っこに1種類しかなかった。そしてその麵は3食まとめて1セットだった。

なんというか，ミーハーすぎません？セールが終わったからってここまであからさまに変えちゃうの？もう少し種類残してくれてもいいのでは？と筆者は心の中で半泣きになりながら頭を回していた。

さすがに3食1セットのものをかってもしょせん一人暮らし。食べきれるとは思えない。
ということで1食のものを買おうと思うのは当然の流れであった。
ただ1食のものを買おうとなると，塩焼そばソースがない。

ソースがない…ではどうする？

そこで自分は考えた。

焼きそばソースが使えないならこれを使おう。

ちょうど具を多めにしたかったし。豆腐でかさ増ししたかったし。塩って書いてるからそれっぽくなるでしょ。

というめちゃくちゃ自分勝手な暴論を振り回しながらこのCook doを買い物かごに入れていた。このあと人参と玉ねぎとほうれん草，その他野菜。それから豆腐を買って店を後にした。

そして作ってみた

家に帰り，さっそく荷物を整理した筆者はさっそく焼きそばづくりに移った。
ここから先は大したことはしていない。CookDoの箱に書かれている通り人参と玉ねぎを切り刻んで炒めた後，切った豆腐を突っ込んで混ぜたのちに少し水でほぐした焼きそばの麺を入れる。最後にほうれん草を突っ込んで完成。

かくして自分は塩焼そばにありつけたのである。

塩焼そばの感想

こうしてみると案外塩焼そばソースがなくても塩焼そばは作れるものである。そしてなかなか美味だった。

適当すぎやしませんか？と突っ込んだあなた。

その通り。一人暮らしの自分のための料理なんてそんなもんである。
むしろ自炊の目的なんて野菜という形のビタミンやミネラル，あるいは肉や豆腐等のタンパク質を体に突っ込むための作業である。それを達成できそうであればなんでもいいのだ。

今回の件で「発想の転換でできることが増える」ということもわかった次第だ。焼きそばソースがなくても焼きそばを作れる。肉がないなら豆腐を入れればいい。

代替品やその他さまざまなものを使って最善の手法を取っていく。この考え方はこれからいろいろと役に立っていくような気がしている。